198話に登場した、個人的には重要キャラ指定であるハト魔人。彼について、ちょこっと考えてみます。
まず1つ。サブタイトルの「最強の矛」にあるように、彼が自在に操るビームの攻撃力は半端ではないはず。これだけのパワーを持ったキャラを、過去のハヤテのごとく!には存在した試しがありません。それは即ち、彼が難攻不落の要塞・・・限りなく攻略不可能なレベルに達している絶対的存在であることを示しているといえます。
一方で、話のメインはマリアさん。彼女もまた、攻略するにはかなりの労力を要しそうなキャラであるといえましょう。それはつまり、198話は単にマリアさんの心情の変化を描くだけでなく、彼女が物語終盤に攻略対象にするにはいかようなルートをとるべきなのか、読者に提示してようとしているんじゃないかと思うのです。ナギの漫画におけるハト魔人という媒体でもってその重要性を覆い隠し、読者にはそんなギャグと共にマリアさんの一挙手一投足に注目させ、その裏では攻略のキーとなるであろう情報を提供する・・・みたいな。
それと2つ目。名前だけ見ればハト魔人ですが、見た目はどうにもこうにも、鶏の類にしか見えないわけです。そして、鶏といえば卵。卵といえば、197話でも語られていた、マリアさんご自慢の卵。そして、そのハト魔人の考案者はナギ(伊澄といえなくもないですが、ナギの漫画ということで一応)。
これは、ナギが何だかんだでマリアさんの同行を注意深く観察していて、彼女の卵の素晴らしさを表現したいがために、ハト魔人という存在が生み出されたではないかと思うのです。「うむ、マリアの卵は最高なのだ!」みたいなナギの心の叫びを具現化させたのが、このハト魔人なのではないかと。言葉やら仕草ではなく、漫画という形式をあえてとるのが、ナギらしさをも示しているのではないかと思ってみたり。
そして、ここで3つ目。鶏っぽいのに、なぜ「ハト」なのかということ。作中におけるハトといえば、文ちゃんと仲良さげだったハトしか思い浮かびません。
これはつまり、ハト魔人とは文ちゃんとの交流の証。クイズ大会での運命の再会の余韻に浸っているうちに、マリアさんを意識しつつも文ちゃんの存在も脳裏をかすめたため、結果見た目は鶏、名前はハト、中身には物語の重要性をも秘めた、とってもスーパーな存在・・・ハト魔人が生み出されたのではないかと。
・・・・とまぁ、この文章は今ふと思いついた事を10分ちょっとで書きなぐってみただけという話でした。雑すぎる文章ですみません。しかし、ハト魔人には無限の可能性が秘められているとは思うんです、物凄く個人的に。
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網創漠蓄様
いやぁ、ハト魔人は素晴らしいですよね!本当にもう!
ドーナツ軍曹VSハト魔人とかを是非みてみたいです!