過ちは繰り返さないと誓っても、それを完璧に遂行するのは困難極まりない。
間違うのが人、それでも間違えまいと死力を尽くすのもまた人の性。
そんな機動戦士ガンダム00の第9話「大国の威信」の感想です。
ロックオンの墓参り ・・・ロックオンが2人?かどうかは知る由もありませんが、そんな回想シーン。
いや、そもそもどちらもロックオンとは別人という意表をついた展開もあるかも。
それは冗談にしても、これはやはり「両親の墓参り」なのかなぁ?
アレルヤが1人2役なら、ロックオンはロックオンだけに的が一杯あるんですか?
受け入れられたCB? 平均して2日に1回のペースで紛争介入を続けていたらしいCB。
それを目の当たりにした人々は、それぞれの考えを持つに至るわけですが。
戦争を否定する気持ちは一緒 CBの真の目的自体は未だハッキリしませんが、
「人々の感情を自分たちに向けさせ、それにより世界の統一をはかる」
みたいな流れにはなっているんでしょうか?
もっとも、戦争そのものを望まなくとも、戦争行為(或いはそれに付随する何か)
による見返りを期待しての戦争歓迎論は、世界中に溢れているとは思いますが。
一般市民はともかく、戦争で「命」が失われようとも「それ以外の利益」を求め
戦争を始める輩は、何時如何なる時代にも存在していますしね・・・。
個人の感情と組織の利害が一致しないのが世の常であり、その差異により
戦争に関するあらゆる論争が世界から絶えないのかもしれませんが。
一応表面上はCBの計画通りにも思えますが、全体像がハッキリしないことには・・・。
とはいえ、あくまでCBの活動は
ガンダムの卓越した戦闘能力に頼っている面が
強いですし、何もかも思惑通りにいくはずもないんでしょうけどね。
CBの休息 エクシアの着艦シーンが棺おけに一直線に見えたのは私だけなのかな?
・・・等と考えつつ、それぞれ思い悩んだりしつつの束の間の休息っぽいです。
やっぱりハロだらけでした。・・・かなり残念。あくまでその他大勢なんですか。
これでハロ個人として感情移入しづらくなったような、そうでもないような。
アレルヤは前回の水着っぽいものによるカモフラージュ同様、呆れてます。
呆れているのではなく、スメラギさんの観察にご執心だったりするのかな?
きっと脳内では、恋するアレルヤと、それを全面否定するハレルヤの対立が・・・。
フェルトは両親の命日に涙し、
ロックオンは早速狙い打つわけです、ハートを。
実益とネタをかねた2人のやり取りには、色々と考えさせられてしまいます。
ロックオンの本名はニール(アイルランド出身)、両親はテロで他界。
フェルトの両親は第2世代のガンダムマイスター、両親の遺志を継ぎ、CBへ。
ロックオンさんの正確すぎる射撃の腕に感動と若干の殺意を覚えつつ、
ガンダムマイスターに世代ってあったんだ~などと感心してもみたり。
その頃からこの4機が使われてのか、或いは進化の先にこの4機ができたのか。
そもそも、ガンダムマイスターがどんな形で変更になっているのかが気になる所。
生死の問題は当然ですが、以前ティエリアが言っていた「適正」という意味でも
常に試されている状況なのかもしれません。本編中で別の候補者が上がって
くるとは考えにくいですが、何かマイスターとしても一波乱ありそうな予感。
フェルトに関しては、彼女本人がCBについてどう考えているかが謎ですね。
表情を見る限り決意は固そうですが、彼女の意思や本心がどうなのかは・・・。
アレルヤの純情無垢な反応は、きっとハレルヤが失笑していることでしょう。
いや、もしかしたら2人して顔を赤らめているのかも。免疫なさそうですし・・・。
一方で艦内では、刹那&ティエリア&クリスという新御三家が食事中。
気まずいというのは、2人の愛の巣に飛び込んでしまった自分を恥じているとか?
あれがクリスの好みでなく、この2人も対象外なら、残るは・・・あえてハレルヤ?
国連とアザディスタン マリナさんとアレハンドロ・コーナー(=声が騎士ガンダム)が対面。
・・・ですが、やはり注目すべきはマリナの側近っぽいシーリンさん。
「あの男、何を考えている・・・?」 この方、本当にただの側近?実は本作の黒幕とか裏設定はないんですか!?
国連のあり方としては間違っていないわけで、完全に個人特定してますしね・・・。
CBの関係者ではさなそうですが、彼女を介してCBの内情が世間に知れ渡ったり
・・・はしないですね、やっぱり。情報を得ても、マリナさんに独占供給でしょうし。
マリナさんへの異様な拘りと、冷静すぎる視点が指すものとは、一体・・・?
セルゲイ中佐が動く 人類革新連盟のセルゲイ中佐指導の下、極秘作戦がスタート。
優秀な軍人だけでなく、司令官としても抜群の才があるわけですね。
指示を出すときの表情も、ある意味で活き活きしているようにすら見えますし。
スメラギさんが仕掛けた策も、1人の判断だけで見破ってしまうとは!
結局は陽動に対する陽動ということで、セルゲイ中佐の勝ちのようです。
ロシアの荒熊の名は伊達ではないのですね。
「熊とは違うのだよ、熊とは!」「ロシアの荒熊は、伊達じゃない!」
踊らされるガンダムマイスター ・・・いや、凄い新鮮です。ガンダムマイスターが敵を倒せないのが。
今までは一方的な、ただのいじめにしか見えなかったわけですが、
今回は普通に避けられています。射程圏外に外れたり、いい仕事してます。
それだけセルゲイ中佐の策が優れ、パイロットもまたそれなりに優秀なのかも。
あとは単純に、CBが「守りなれていない」というのも大きいのかもしれません。
どんな訓練をしてきたのかは謎ですが、今までは紛争介入が主でしたし、
意外と制約が多いと苦労するのかも。
ガンダムの汎用性が優れていても、マイスターの順応性は正直微妙でしょうし。
でも、何故かヴァーチェだけはいつも通りに見えます。撃つだけですし。
スメラギさんの決意 「もう間違わないと決めたのに・・・」 そう、何か重大なミスに対してそう誓いを述べることはできます。
しかし、その誓いが生涯にわたり実現できるかというのはまた別問題。
それができれば苦労しませんし、苦労してでもやり遂げようともするのです。
過去においては「自分の何らかの間違いが悲劇を呼んだ」かもしれないですし、
最近では「自分の予想通りに無差別テロが発生」したりもしたわけで、
自分の予測結果に関わらず、心労のたまる仕事なんでしょうね。
作戦行動外のリラックスした雰囲気も、それを誤魔化そうとしているんでしょう。
もっとも、運命という大きな歯車の中に取り込まれている予測からは、
どう足掻いても逃げ出せないでしょうけど。・・・逃げ出す必要もないでしょうが。
フェルトの想い、クリスの想い 「全員、生き残るの・・・!」 過去の束縛に苛まれているであろうクリスと、それを振り払う・・・というよりは、
そんな負の感情も全て力に変えようとしているフェルト。
あのフェルトが声を荒げるなんて・・・ロックオンさんの射撃の腕に感服です。
「死んだら何も残らない」というのは、刹那の「死の先に神なんていない・・・」という
考え方にも通じるところがあるのかも。
あらゆる事象を突き詰めた先にあるのは、「生きる」という至極当然の感覚。
しかし、その単純明快な結論こそ、ここぞというときに必要不可欠な理論。
そんなCBの面々の想いとは裏腹に、作戦を着実に進行させるセルゲイ部隊。
アレルヤが
機雷に動揺しつつ結局はガンダムの性能だけで難を逃れたりしつつ
次回は強化人間っぽいソーマさんも交えての鹵獲作戦の模様です。
素晴らしき共鳴が見れるのか、或いはまったく別の展開が見られるのか・・・。
あ、そういえばルイスの母親が出てたり、沙慈が恋人確定したり、
お姉さんが創設者の調査に乗り出していました。一応確認ということで。
次回は「ガンダム鹵獲作戦」ということで、ガンダムを欲するのもまた人の性。
・・・でも、私としては主役機より量産機のガンプラの方が・・・。
トラックバック送信先(久しぶりにコメント再開・・・?)
ここには全てがあり、おそらく何もない様
主人公サイドはもとより、戦争というテーマを扱う上で「ひたすら一方的」
というのは論外ですからね。・・・むしろジャンジャン危機に陥ったほうが?
SeRa@らくblog様
国連すらも利用されている・・・ということなんですかねぇ?
AAA~悠久の風~様
2人の恋愛というより、じゃじゃ馬娘とヘタレ少年のコメディ作品なのかも?
アニメって本当に面白いですね。様
そんな秘密組織なのに、若干1名情報漏えいが大好きな方がいる罠。
鳥飛兎走様
愛に生きる刹那の、今後の成長および性長?に期待しております。
日々“是”精進!様
確かに謎の量は甚大ではないですが、それをどう回収していくのか・・・。
salty blog様
脳を鍛えるわけですか。・・・普通に脳トレやってればいい気もしますけどね。
ぎんいろ。様
私としては、むしろアレルヤ対ソーマも楽しみだったり、そうでもなかったり。
蒼のごとく!様
ピンクがギャグなら、赤はシャアもどき。蒼は・・・ブルーディスティニー?
アニメすく~る様
大丈夫です、ピンチ以前にアレルヤは既に危うい存在ですから、別の意味で。
MAGI☆の日記様
見ていて悪いか!様
兄弟やら分裂減少やら、色々と騒がしいアニメになってきましたね・・・。
荒野の出来事様
うざい部分とは・・・つまりその・・・もっと絞り込めば若干1名が・・・。
~器用貧乏人宝~様
カップリングという点で考えると、刹那周辺は色々と騒がしそうではあります。
ネタならあっち系、順当に行けばそっち系ということにはなりますが・・・。
星の海へ行こう!様
・・・いや、その感性は間違っていません。彼は湘北の不安要素です。
Free Time.様
おっさん最強説は納得です。でも、ガンダムの性能の前に屈しそうで恐いです。
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様
結局は、その反則的な強さで乗り切ってしまいそうなのが1番心配かもです。
ユメノツヅキ様
1話単位としては起伏も必要ですが、全体としてみるとこれくらいの方が
納まりがいいのかもと思いつつ、それこそ人それぞれなんでしょうけどね。
アニメのストーリーと感想 様
そうして指摘されるまで気付かないのは、妙に泣けてきますね・・・。
よろず屋の猫様
CMは、もはや狙ってグダグダにしていると思い込むしかないのかも・・・?
翔太FACTORY+Face.Chat.Union 様
彼が国連の人なのか、国連自体が完全に利用されてしまっているのか・・・。
二次元空間様
純粋な盛り上がりによる面白さはないですが、期待させてくれる何かがある。
もっとも、どっちに転ぶかは終わってみないと全くわかりませんが・・・。
穴にハマったアリスたち様
マリナの側近さんも、あれはあれで探りを入れることを楽しんでいるのかも?
帰ってきた二次元に愛をこめて☆様
いつかはめがねの方も、突然秘密を語りだしてしまうのかもしれません。
機動戦士ガンダムOO TBC[トラックバックセンター]様
かっこいい中佐を死なせてしまったら、このアニメの価値が危ういものに・・・。
+子育ちパパの航生日誌Q2.1様
確かに、萌えすぎというのも若干の危険性を孕んでいるように思えます。
本を読みながら日記をつけるBlog様
「戦争とは駆け引きなのだよ」と誰かも仰っていましたしねぇ・・・。
紅蓮の煌き様
エクシアは心配です。あまりに不確定要素を秘めすぎていて、1人にはできません。
たまにもゆる様
それでも和やかとは言い難い状況なのはご愛嬌。
・・・組織の目的という点においては、ピリピリしていて然るべきなのかも?
ホヒログ様
これからヴァーチェは、キャスリングで皆様を助けるに決まっています。
まるとんとんの部屋様
予報士はもちろんのこと、ガンダムマイスターというのも意味不明な気がしていたり。
月の砂漠のあしあと様
ティエリアはロックオンしてますし、刹那も案外まんざらではないのかもしれません。
◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆様
全員生き残らなければならない。しかし、戦争もそう容易いものではないですし、
今後も生き残りをかけた戦いに注目したいところです。
のほほんホビー様
その実戦にトラウマか何かがあるからこそ、あんなに怯えてしまったんでしょうね・・・。
Curse priest様
奇行を期待されてしまう時点で、微妙に何かが間違っているような・・・?
白狼PunkRockerS様
8歳のスメラギさんですか・・・。何かこう、得体の知れない感情が・・・。
Lounge "Himajin" Killer様
神様をうらむにしても、刹那曰く「神なんていない」ですから、色々と矛盾が?
Soul of Silver FoX様
アザディスタンとCBの組織としての繋がりが、刹那とマリナという
個人としての繋がりとどうリンクしてくるのかも気になりますね。
伊達でございます!様
そう考えると、この作品は年齢差カップルが主軸になったりするのかなぁ?
ぷらすまいなす研究所 ~in the azure~ 様
ソーマがアレルヤを狙うって・・・何故か危ない表現に聞こえてしまいます。
フカヒレ家様
見返りがあるというより、アザディスタン個人を意識した援助ではないのかも?
Powerd BYエコール・ド・サンファル様
あくまでただの軍事組織ですし、国連自体がCBに加担・・・というのはないでしょうね。
さすがブログだ、なんともないぜ!様
トラウマスイッチがオンになっている人が多すぎるような、そうでもないような。
アバトーンの理想郷様
となると、あとは当の本人であるアレルヤの気持ち次第ということになるのかな?
紅日記~ベニッキ~弐号館様
介入活動はしないけど、組織としての活動があったというのなら、
それ以外の情報収集とか各所での人間関係の構築をしていたとか?
月の静寂、星の歌様
ナレーションの長さはもはやデフォルトでしょうけど、それだけ内容が深く、
逆にその伏線の扱い方次第で評価も大きく変わってきそうではあります。
渚の空-アニメの道様
どちらかといえば、やはりルイスの方が死が近そうではありますが、はたして・・・。
恋華(れんか)様
60回が多いか少ないのかは、人によって判断が分かれそうではありますね。
翠蛇の沼様
ばれているとしたら、むしろ情報を掴んだ方法をしりたいような・・・?
オザワstyle 様
冷静な部分がロシアで、豪快な部分(というか作戦スタイル?)が荒熊なのかな?
日頃CALAMITY様
どのガンダムにでも、ではなく、「SEED以降の3作品」だけなんですけどね・・・。
空想野郎の孤独語り様
・・・な、なんというすれ違いの運命!これが、これがラブコメというものですか!?
にき☆ろぐ様
戦術予報士といっても、どことなく才能に頼っているような描写にも見えましたしね。
二次色ノート様
考え方次第では、笑いの絶えないお話だったのかもしれませんね。
月の満ち欠け様
あくまで予測ですからね。とはいえ、予測専門の方が普通に負けてしまうのは、
何だかんだでセルゲイ中佐が半端じゃない実力も持っている事の証明なのかも。
オイラの妄想感想日記様
ロックオンは単純に面倒なことが嫌いなだけなのかも?
もしくは、労力を割くのは女性を落とすときだけと決めているとか。
明善的な見方様
2人の過剰な反応の中にあって、最年少のフェルトが1番冷静だったり。
AREHUの凡骨日記様
優しさだけではどうにもならない愛というのも、かなりハードル高いですよね・・・。
アニオタライフ - アニメ評価・アニメ感想 様
相手が悪すぎただけなんでしょうね、きっと。コーラサワーになら勝てます、多分。
さくら日記様
刹那に対する期待の裏返しなのか、刹那個人と何らかの関わりがあるのか。
どちらにしても、もてる男は辛いんでしょうねぇ~・・・。
日常跡地様
戦いが燃えるのでも、不利な局面が燃えるのでもなく、宇宙戦が・・・ですか。
確かに、宇宙とガンダムは切っても切れない関係ともいえますしね。
Moon of Samurai様
ロックオフって・・・なんだか妙にシュールな名前ですね。
それはそれで、ロックオン本人の新たな暗号名としても有効かもしれません。
ごった煮なアニメ感想とかのブログ様
開発者でなく、パイロット本人の要望という線も捨て切れないかも・・・?
いーじすの前途洋洋。様
画一的というか、どうにも味気ない乾いた印象を受ける面はあるかもしれません。
BLOG不眠飛行 様
ここはあえて「ロシアの浅沼」に1票を投じてみますです。
アニメの襲撃者様
インドかどうかは分かりませんが、強化人には見えますねぇ・・・。
何というヲタブログ様
もっとも、これまでは36機とは比べ物にならない数を相手にしてはいますが。
おぼろ二次元日記様
ここまでくると、エクシアは苦戦してナンボなのかもしれませんね。
アンテの日常様
あの手の悔やみ方は、何かを失った人間反応にも思えますが・・・。
勝手に攻め込む介入と、守るための今回の戦いは全然性質違いますものね。
あとは…気の緩みとも言えないような、束の間の休息が敵の発見を遅らせたということもありますよね。
CBも所詮は人間の集団、ミスもすれば、人としての優しさが裏目に出ることもある。
そのへんが、またドラマとしての面白さにもなってる気がします。
どんな形でピンチを脱するのか?来週も楽しみです。