原作を意識しすぎたのは、吉と出るか凶と出るか・・・。
そんなアニメ版ハヤテのごとく!の第34話「なぜだ?!学院文化祭・後編」の
感想です。 ・・・これはスタッフの暴走?それとも、原作者・畑先生の陰謀!?
理事長の人柄・・・とマリアさん ナギに同人誌を書かせる、新たな文化祭の開幕。
心なしか、何となく久しぶりな気がするクラウス執事長。
執事バトル大会以降、駄目キャラのパシリになりつつある詩音。
そんな状況の中、理事長について尋ねられたマリアさんは・・・
「クラウスさんは理事長の人柄を知らない」
「昔から人に迷惑をかける才能に関しては天才的」
三千院家の執事長であるクラウスが理事長の人物像を把握していないのも
気にはなりますが、やはりマリアさんと理事長のつながりは何かある模様。
マリアさんがかつて白皇学院の生徒会長を務められていた時期に、
理事長が迷惑をかけていた・・・と考えるのが自然でしょうか?
かつて14話で、推薦状でハヤテを合格させられたのも、マリアさんが理事長から
並々ならぬ信頼を勝ち取っていることの証と捉えることもできるはず。
とすれば、理事長が迷惑をかける相手は、逆に理事長に認められた有能な人材と
言い換えることもできるのでは?・・と、思ってみたりみなかったり。
それは実力主義だけでなく、嫌がらせし甲斐のある相手というのも必要条件に
思えなくもないですが。・・・ある意味、理事長の人を見る目は確かなのかも?
もっとも、現在の理事長がいつから今の職に就いていたのかによっても
マリアさんとの関係は変わってきそうですが。
つまりです、マリアさんの白皇学院生時代が見たいという事です、はい。
それぞれの思惑渦巻く真・文化祭 眼鏡の方(ハル子さん)は状況報告。この異様な雰囲気にも冷静に振る舞い、
「客もさすがですね」と怪しい臭いをかぎつけた面々を賞賛されています。
お隣の長髪少女(愛歌さん)も冷静。「物凄い利益を上げられそうですね」と
したたかさを披露。まぁ、利益目的の文化祭は少し恐いですけどね・・・。
2人の冗談めかした発言も、何故かヒナギクに配慮しての事に思えてしまいます。
張り詰めた空気を和らげようという、粋な計らいなのかもしれません。
前者は同業者?として、後者は商売人?としての本音に思えなくもないですが・・・。
でまぁ、いつの間にやら団体引きつれ理事長のお部屋へ。
「日本文化の極みなのだ!」って・・・どこの政治家さんでしょうか?
そして、やたら「怪我人が出たら・・・!」を強調するヒナギクが少し気になったり。
ヒナギクの過去に何か関わっている・・・という深い意味合いはないでしょうが、
それでもどこかで納得しきれない部分だったりもします。
まぁ、「逃げるのか、この卑怯者め!」という理事長の誘導尋問により、
結果同人誌売り上げバトルは交渉成立。理事長本人がヒナギクの扱いに長けている
面もありそうですが、やはり何だかんだでヒナギクは分かりやすい性格なのでしょう。
「本物のハヤテなら、私を1人になどしない」というのは、もっともな意見。
「主と執事の戦い・・・」と物思いにふける理事長は、何か思い当たる節でも?
何が呼び覚ました「一致団結」? 同人誌売り上げ勝負のため、ハヤテの知り合いが協力に来ました。
東宮君と野々原なんですが・・・何故ここにいるんでしょうかねぇ?
ヒナギクに釣られて坊ちゃんが吸い寄せられたというよりは、
「主のために」というハヤテの考えに野々原が同調したようにも思えます。
それを働きかけたのがヒナギク・・・なのかな?
もしかしたら、野々原にしても理事長のやり方に疑問を感じているのかも。
あの3人組にしても、嫌々しつつも途中からは積極的にビラ配ってますしね。
まぁ、理事長VSハヤテ&ヒナギクでは、どちらが信用できるかは
火を見るよりも明らかでしょうけどね。例外は詩音と闇執事ぐらい・・・かな?
何よりカッコ良かったのは、東宮坊ちゃんの勇気ある決断。
ヒナギクさんのメイド服姿がみたいという欲を振り切り、よく頑張った。
欲よりも他人の気持ちを優先する。きっと野々原も横で喜んでいることでしょう。
そして、マリアさん曰く「ハヤテの料理の腕はプロ級」だそうですが、
・・・ええ、マリアさんの料理の腕はいかなる存在にも勝ってます!!
マリアさんの横顔を眺めているだけで、何故か食欲が湧いてきますし!?
ナギと・・・姫神? 景品目当ての人に捨てられたナギの同人誌を拾い上げる、1人の陰。
・・・姫・・・神?幻覚にも見えませんし、こんな所で何をなさっておられるのでしょう?
世間に知れ渡った真・文化祭の噂を耳にし、咄嗟にナギ絡みと判断したとか?
そして、1人たたずむナギの背後に忍び寄る、怪しい男。
「お前は私より、賢いんだろ?」
・・・
こいんさんはどうされるんでしょう?という疑問があったりもしますが。
まさかここで姫神くんとは、考えもしませんでした。
しかもこの台詞、意味深すぎるような気がします。姫神の表現から察するに、
それが「ナギの元から去った理由」に関係している可能性も否定できませんし。
かつてナギが姫神の事をバカ呼ばわりしていた記憶が、あったりなかったりしつつ、
この意味を考えずにはいられません。
・・・が、それは長くなりかねない上に結論も出せそうにもないので、
今回は控えておきます。この突如襲来したシリアスシフトは反則技ですよ。
マリアさんの可愛らしさ&美しさでいい話に見えてしまうのと同様に・・・。
締めはマリアさんでした SPの皆さんの分も・・・ということで、2000人分の注文です。
ナギの居場所だけでなく、理事長の思惑をも見抜いていたに違いありません。
ナギはハヤテにとってだけでなく、マリアさんにとっても大事な主ですしね!
それにしても、ナギの催眠を解くのがあのケーキになろうとは。
クリスマス・イブでの出会いを思い出させるかのごとき演出・・・かと考えたり
しましたが、そういえば12月24日って、マリアさんの誕生日(仮)でしたよね?
あくまで原作のみで明かされている設定ですが、最後マリアさんが買ったあと、
「クリスマスケーキ」にどんな反応をしていたのかも気になるところです。
かつての2人の出会いに何かを感じるのか、あるいはまったく別の感情が・・・?
どちらにせよ、ナギとハヤテが元の鞘に収まれて良かった良かったです。
2000人分注文という荒業はシリアスパートの中でギャグをうまく収束させる
見事な手段でしたし、常識離れした三千院家の凄みも感じられましたし。
・・・理事長の豪華な景品の数々も、無駄な投資に終わったようで。
それでも、女装ハヤテだけで満足してますし、ある意味では全キャラにとって
収まりのいい締めくくり方だったのかもしれません。
その他・やっぱり西沢さんの歌は良いですね。ハヤテの褒め方もまともでした。
・姫神の後姿が、心なしかガンプラ教師こと薫先生に見えたのは私だけ?
・ネタは全然分からないので総スルーさせていただきました。
・ハヤテの優しさが覚醒状態を解除させ、最後は・・・フォークダンスって?
・そういえば、伊澄やワタルはどちらに?1回の視聴だけだとあまり覚えてない・・・。
・売り子さんに咲夜に似た人がいましたが、あれは別作品のパロディでしょうか?
・そろそろ詩音はドジッ娘確定ですか?サキさんの立場が微妙ですよ?
・「大変ね、負けず嫌いの相手は・・・」・・・ええ、激しく同意します。
次週予告「必見!ナウなヤングのための最新オシャレデートスポット完全ガイド2007秋」
というのが次回のタイトルらしいです。とっても長いです。しかし・・・
「
お ―― つ ―― き ―― あ ―― い ―――― !!?」
と叫ぶハヤテに敏感に反応。おのれ借金執事、幸せの独り占めか!?
確かにマリアさんに「お付き合いさせていただきます」と言われて陥落するのは
人として正しい判断だとは思いますが、それにしても羨ましいことこの上ない・・・!!
私も多額の借金を背負って(ナギに拾われて)マリアさんと一緒に仕事したい!
私だって「おーつーきーあーいーー!!?」と叫んでみたい!!
理事長に命を狙われようが、マリアさんと肩を並べて横断歩道を渡りたい!!!
何が不幸だ、マリアさんに毎日会えるなんて究極の幸せのじゃないかー!!!?
いやまぁ、それ以上に・・・
「
マリアさんの私服!マリアさんの私服!!マリアさんの私服!!!」
ですね、やはり。くそ、アニメスタッフめ、メインヒロインの1人なのに扱い微妙と
言われているからって、ここで燃料投下というわけですか!?
徹底的に焦らせて、エネルギーを溜め込んで爆発させるんですか!!?
その破壊力で、死傷者が大量に発生しかねないというのにですか!!!?
次回11月25日は「いいニコの日」。きっと某動画サイトはマリアさん祭りさ!
マリアさんに悶えるための日さ!!・・・利用した事ないけど、そうに違いないさ!!!
終わりに ・・・以上、理事長と姫神と次回のマリアさんについてお届けしました。
というのは冗談にしても、この文化祭のお話は結構よかったですね~。
オリジナルということで前編はパロディ乱発だったらしいですが、
大半が理解できないので、逆に程よい量に収まってしまいましたし。
何より、ナギの心理描写が色々と素晴らしかったです。
HIKIKOMORIらしさと、ハヤテLOVEと、典型的なツンデレ。
ハヤテへの不信から始まったお話が、ハヤテからの信頼で自我を取り戻す。
主従関係以上、恋人未満の2人の未来に、幸多くあらんことを・・・!
まぁ、メインヒロインのマリアさんが締めだけというのは微妙かも分かりませんが、
それはきっと、終盤の大どんでん返しがある事に期待しておきます。
そして、今回は姫神の早期登場があったっぽいです。前に誰かが言っていた
「OPに出しながら出番がないまま終わったら釣り以外の何物でもない」という
意見もありましたし、台詞にしても妄想し甲斐のある内容でしたしね。
生徒会勢の個性、ハヤテとナギの信頼、執事バトルもしっかり排除、
最後はマリアさんが締める。・・・うん、面白い&感動というのはいいものです。
・・・ああ、忙しいはずなのに文章が長いのは仕様です。
トラックバック送信先ここには全てがあり、おそらく何もない様
そう、それがマリアさんクオリティーなんでしょうね。
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>2000人分の注文
洞察力…ではなく、マリアさんの直感は素晴らしいですね。
視聴者的にはヒナギクとかのメイド服姿が見れなくて残念なのかもですが、マリアさんによるどんでん返しなので別に良いかなと思ったりします(何
ではでは^^