ナギ背負う重き宿命を、咲夜の愛で優しく包み込んだアニメ版ハヤテのごとく!の
第31話「お金持ちでキレイなお姉さんは好きですか?」の感想です。
ツッコミもナギへの愛も全力投球。そうして咲夜は更に輝きを増すのです。
お姉さんバトル、序章 ナギがタマで遊んでいます。火の輪くぐりとか危険な行為をしようとするナギを、
いつもの鋭いツッコミで止める咲夜。ええもぉ、動物虐待はいけません。
タマが動物なのかが若干、というかかなり怪しい気がしなくもないですが。
そんな咲夜に甘えるタマ。・・・で、その前足が明らかに咲夜の・・・。
あれは究極の確信犯。流石にタマ、一流です。そして、それを平然と許容している
咲夜は何を考えての対応なんでしょうかねぇ?あとでみっちりツッコミ連打をするのか、
あくまでペットとして寛大なお心をもって流しているのか・・・。
そんな世話が苦手なナギを、
マリアさんは「ナギは咲夜さんを本当のお姉さんのように・・・」と表現し、
一方でハヤテは「認めたくない若さゆえの過ち・・・」などとからかってみせ、
それらに顔を赤らめ過敏な反応をするナギお嬢さま。
実に微笑ましいというか、執事大戦なんて大仰なタイトルとは無縁の雰囲気です。
こういうほのぼのとした空気が流れてこそ、ハヤテのごとく!なのかもしれません。
ナギお嬢さまのお姉さんぶりは 自分は世話をできる!と豪語するナギは、とりあえずハヤテを女装させます。
・・・・・・・・・また女装ですか?まぁ、今回のは結構似合っていたかもですが。
もはやナギが世話をするというより、ハヤテが仕えているようにしか見えませんね。
普段の関係と何ら変わっていないような、そうでもないような・・・。
そんなハヤテの女装姿を「かわいい」と評するマリアさん。
・・・否!マリアさんよりかわいい生き物などこの世には存在しないのです!!
マリアさんかわいいよマリアさん。
迷子の迷子の子供ちゃん、あなたのお家はどこですか? そんな軽やかなバックミュージックと共に、迷子の子供×2が現れます。
ナギが「やはり本物の子供でなくては・・・」と言ってましたが、自虐ネタですか?
これを機に自らのお世話能力を披露しようとするナギと、親を探すのが先決と
主張する咲夜。そこはSP任せ・・・って、まさに迷子の子供が言うように
「お金持ちのお姉さん」の本領発揮ですね。何か間違っている気もいたしますが、
ちゃんと捜索しているという点では正しい判断でしょうし。
それでも、まずは子供の事を最優先に考える咲夜の反応が正論でしょうけどね。
2人の世話をすると宣言したナギに2人の子供も大喜び、そして、
「自分は子供に好かれる素質がある」とかそんな事を仰られたりもするのです。
・・・自分も子供ですけどね。自分で自分を好いているという事を暗に示しているのかな?
SPによる大規模な捜索活動 無駄に数が多い割りに、案外苦戦している模様。やはり、マリアさんという
絶対的な指導者がいないと統率がうまく取れないんでしょうねぇ・・・。
で、西沢さんにも聞き込みを開始。「親御さんですか?」って、流石はSP、三流です。
妄想に耽りつつもツッコミは厳しく。恋する乙女らしさが滲み出ていたんじゃないかと。
たとえ僅かな出番でも、ただ食べるためだけに登場するよりはいいかもしれません。
今後も時々、無能なSPたちと絡んだりするのかな?
ナギによるお世話講座(同人誌専門部屋および・・・) 何故か激レア同人誌を見せて自慢げなナギお嬢さま。もはや子分も同然の扱いです。
そんなやり方に業を煮やした咲夜が、見事な間でもって鮮やかなツッコミ!
今後は動物という事で、タマを連れてくるのですが、もちろん大失敗をするわけです。
そこにまたも咲夜がツッコミ。ナギと常識は世間の常識からかけ離れていますしね。
結局、HIKIKOMORIに合わせては駄目という事で、アウトドアに決定。
咲夜が庶民的感覚を持ち合わせているのもそうですが、このインドアとアウトドアの
考え方の違いこそ、2人の戦力の決定的な差なのかもしれません。
・・・いやまぁ、他にも戦力差は山ほどありますけどね。たとえば・・・。
孤高のネトゲ戦士、大地に立つ 外に出て、俄然子供たちが調子に乗り出します。ナギも子供ですけどね。
「ナギののろま~」と言われて、負けず嫌いの本能が目覚めたり目覚めなかったり。
あっさりと息を切らせているナギの体力不足が露呈されていて面白いですねぇ。
そうして子供3人が楽しむ最中、お姉さん属性に満ち溢れた咲夜がポツリ。
「かつては自分とも喋らへんかった」らしいです。何時頃までの話なのかは謎ですが。
そうして幼少期のエピソードがフラッシュバック。・・・これは中々にかわいい。
2人の立ち位置が今と特に変わっていないようで、微妙には変化し始めているのも
時の流れというものなんでしょうか・・・?徐々に姉離れを始めている気がしなくもない
ナギの姿を見ているときの、哀愁漂う咲夜の表情が何とも言えず絶妙です。
寂しげであり、それでも嬉しい部分の方が強いというそんな感慨に耽っているのかも。
そして、久方ぶりにお外で遊んだであろうナギが一言「兄弟がいるのはいいもんだ」。
それを耳にする3人の立場もまた、それぞれ違うんでしょうね。
基本的には保護者感覚なんでしょうけど、それぞれ兄弟というものに対する
考え方も異なるでしょうし。ナギを大切に思っている気持ちは一致していそうですが。
お嬢さまの手料理 もちろん危険です、食べさせたら間違いなくアウトです。
そこでマリアさんは、ナギ本人に試食をさせてその場をやり過ごすのでした。
ここがハヤテとの決定的な違いですよね。ナギの成長よりも体裁のみを気にし、
料理そのものを掏りかえるなんて邪道な方法を取ったりしてましたし。
ハヤテのやり方は事態は収拾できても、得られるものは何もないですしね。
ハヤテとマリアさんの決定的な戦力差を垣間見たような気がします。
そんなマリアさんの懇切丁寧なご指導の下、ナギは無事料理を完成させます。
マリアさんも納得のお味になったらしいです。
・・・まぁ、
1番のご馳走はマリアさんのウインク以外の何物でもありませんが。
本当にご馳走様でした。もうお腹一杯ですよ。
2人の真の目的は その間にこっそり抜け出し、咲夜が置いといた物を狙いに行ったりもするのですが、
全ては愛沢咲夜嬢にお見通しでした。
「ナギを傷つける奴は許さない」という断固たる姿勢は、一応は実の兄である
ギルバートに対する対応にも通じるものがありますね。姉としてナギを守ろうという
信念はもちろんですが、ナギを守ってあげられる人があまりいない事も少なからず
意識しているんでしょうねぇ
そんなわけで、見事罠にかかった感じですが、あっさりと逃げ出すのに成功したり。
ハヤテも含め、何故すぐに捕まえられないのか?という問いは華麗にスルー。
子供相手に本気になるのも大人気ないですし。まさに大人の対応という事で。
牧村さん特製のロボに発見され万事休す・・・と思いきや、執事軍団×3により
間一髪で保護。・・・やっぱりあの刀の切れ味は本物なんですね。
流石に巻田&国枝、ハヤテよりも先に駆けつけたのは一流の執事の証しでしょう。
それにしても、このロボは結構出番がありますね。お屋敷編での活躍ぶりは
もはや介護ロボエイトを凌ぐほどです。バトル展開にロボは必須・・・という事でしょうか?
咲夜の愛が詰まった宝物 泥棒を働こうとした2人に対し、例の物をあげてしまう咲夜。
光り輝くその中身は、金色の羽衣とツッコミ用ハリセン。
・・・う~む、あの光り輝いた瞬間「ツッコミ用の黄金ハリセン」だと思ったのですが、
微妙にはずれてしまいましたね。金持ちで、お笑いにうるさく、かつ子供の気持ちを
しっかり理解してあげられる、咲夜らしいプレゼントでしたね。
親に会えてよかったな・・・ 2人の事を考えつつ、実の両親に思いでも馳せていたのでしょうか?
そんなどこか寂しげなナギに対し、「うちらがおるやないか」と咲夜。
こういうエピソードこそ、まさに「家族でお楽しみください」と主張する天の声が
ピッタリだと思いますね。それを今回言っていないような気がするので、
敢えて逆の事を言わせているのでしょうか・・・?
西沢さん通信 いいですねぇ、恋する乙女。ハヤテに会いたいがために来て、そのハヤテはいないと。
すれ違ってこその愛、それを乗り越えてこその愛。愛に生きる少女・西沢歩。
キャラソンがどうかより、そんな西沢さんらしさに興味津々でしたとさ。
それにしても、やはり1話完結形式のお話では、咲夜が抜群の存在感を放ちますね。
18話(水着話)や30話(温泉話)で安易なお色気に走ったのは異なり、
咲夜が縦横無尽の活躍を披露し、それに伴い周囲のキャラも個性を発揮できる。
面白い上に心温まるようなお話。今までのオリジナル回で1番好きだったかもです。
・・・え?執事バトル?途中で一瞬変な絵が入っていた?
・・・これにて感想を終了させていただきます。
追記:この異様な長文をどうにかしたい今日この頃・・・。
トラックバック送信先
星の海へ行こう!様
あのマリアさん愛を理解できないとは・・・。卒論より前に、マリアさん学の単位を
取得するのが先だと思いますよ?
ヒナギク様をみてるっ!?様
一瞬の輝きを放ったのは・・・東宮君ですか?
tanabeebanatの日記様
本編は微妙ですか・・・。やはり、人によって何を求めているかにもよるんでしょうね。
SERA@らくblog様
マリアさんはナギの事をよく理解してますし、その辺は問題ないんじゃないかと。
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様
13歳なのに色っぽさも兼ね備えているのが、咲夜の魅力の一端ともいえますしね。
今の気分±0様
それだけ咲夜は、ツッコミに命を懸けているんでしょうね。ボケも必要ですけどね。
ちょっとずれたところ様
伊澄さまの足は、あんなに細いんですねぇ。心の芯は太そうではありますが。
AAA~悠久の風~様
あそこで逃がしたのも、何か策があっての事だったのかもしれませんが、
そうでないとしたら不自然すぎるきらいはあったかもですね。
MAGI☆の日記様
たとえメインヒロインが降ろされなくても、アニメが終わってしまえば・・・。
失われた何か様
部分的にいい話ならこれまでもありましたが、今回は全体を通して良かったのが
印象的でしたね。これだけの話が作れるのなら、今後にも少し期待・・・?
夢の残滓様
ギャグメインの話である事を考えると、動機にまで思いを馳せるのは厳しいのかも
しれませんね。気になるのは確かですが・・・。
ネギズ様
強くてかわいいのが西沢さんクオリティー・・・なのかな?
めもり~る~む様
実にうまいことを言ってますね。確かにそうすれば、咲夜の魅力がより引き立つとは
思いますが、どうなることやら。
サクラ咲く夜に様
咲夜嬢がツッコミを入れてくれるので、終始話に締りがありましたよね。
もっとも、心なしか会長がいつもよりローテンションの気がしなくもないですが・・・。
さすらい旅日記様
そこが気になるんですか・・・。では、その真意は確信犯のタマに聞いてみては?
タカヒナの乱雑日記様
ナギに食べさせるのが、1番ナギ本人にとって勉強になるからでしょう。
Dream of hetare the world 跡地様
なるほど、あれでお金を稼ぐことの大変さを分からせてあげようとしたんですね?
荒野の出来事様
2人が完全に飽きたら、それで執事バトルは終わるんですかねぇ?
暇ワリの咲く頃に様
何だかんだで1番女の子をしているのが西沢さんですからね。
彼女のさり気無い仕草を見ているだけで癒されるのには激しく同感です。
疾風のように輝いて様
いやまぁ、厳密には妹でなく弟が見つかったんですけどね・・・。
万事屋あんごるも様
・・・さ、まさか食べ物ではなく、マリアさんをいただこうというのですか!?
~器用貧乏人宝~様
ああなるほど、マリアさんが若く見えすぎていることを強調したんですね?
さすがにアニメスタッフ、中々にいい仕事してますねぇ・・・。
現実への反逆 ~2Dへの逃避~様
ワタルの将来、ひいてはハヤテのごとく!の行く末が心配になりますね・・・。
Mr.克樹のアニメブログ(アニメ感想日誌)様
気付いていつつも、ナギの気持ちを考えて全員が黙っていた・・・のかな?
蒼のごとく!様
・・・あの方の感想に対する反応に激しく同意します。あれを見てしまうと、
どうにも不安が増大します。年齢差による価値観の違いであってほしいものです。
ここには全てがあり、おそらく何もない様
それでも、前回のような露骨なエロ描写と比べると、ある意味どれもアニメのよさを
活かしていると言えるのではないでしょうか・・・?
ぶろーくん・こんぱす様
咲夜の包容力は本物ですよね。・・・あくまでマリアさんに次いで、でしょうけども。
パプリカさん家のアニメ亭様
何だかんだで執事大会ではヒナギクがメインでしたし、彼女がメインのお話は
そうはこないんじゃないかと。生徒会長らしさあってのヒナギクなのは確かですが。
Moment dream様
もっとも、本来原作では掘り下げ放題なのがハヤテのごとく!でもあるので、
そこがアニメと原作の決定的な違いなのかもしれません・・・。
スローボール様
そうしてパロディ中心で見ると、また違ったイメージを持てますねぇ。
今日もやられやく様
それでも、そのネタがうまい具合に作品に馴染んでいた気もしますけどね。
紅日記~ベニッキ~弐号館様
西沢さんが出たと言うのに、執事通信が無視されてしまうとは・・・!
今日と明日の様
全ての料理には、マリアさん愛というスパイスが隠し味となっているんですよ!
Hiroy's Blog様
そうして咲夜の登場に歓喜していると、どこかの会長さんを思い出しますね・・・。
ひなぎくのなく頂に葱様
西沢さんの強さは全て愛を力の根源としているのかな?
まりべると愉快な仲間たち様
いやむしろ、そんなナギの魅力を引き出すマリアさんこそかわいいのですよ!
テレビっ子フリーダム-甘口アニメ部門様
やはり、普通であってこその西沢さんというのは原作ファンにはありますからね。
もっとも、アニメ派の方にあれが好評なのかは未知数の部分がありますが・・・。
翔太FACTORY+Face.Chat.Union様
分かる人にしか分からない分、気楽とも言えますけどね・・・。
帰ってきた二次元に愛をこめて☆様
確かなまぁ、地味で燃えづらい感覚はあるかもですね。
White&Pure様
まぁ、元々マリアさんがメインのお話は原作でも少ないので、そこは仕方ないのかも
しれません。たとえそうであっても、マリアさんの可愛らしさは永久不変ですし。
惑星観測所の記録様
2人が最初ナギを選んだのは、それだけ咲夜が庶民派である事の証なのかも。
ごたまぜ雑記分館様
趣味の押し付けですか・・・。庶民的感覚を取り戻させ、お金の尊さやツッコミの
大切さを学ばせたいという思いもあるのかもしれませんが・・・。
紅蓮の煌き様
SPの異様な弱さは、ある意味ハヤテのごとく!最大の謎なのかもしれませんね。
さくら日記様
もっとも、ナギ本人に自覚させないことにはいつまで経っても成長できませんが。
その意味では妥当な判断だったのかもしれません。
ネスの日記様
オチが微妙なのは、ある意味ではハヤテのごとく!らしいのかもしれませんけどね。
基本的に肩透かしを食らう展開が多いですし・・・。
Moon of Samurai様
・・・その発想はありませんでしたね。咲夜ほどにもなれば、そこまで考えた上で
2人を逃がしていたと判断したほうが納得もいきますしね。
パズライズ日記様
前まで自覚していなかったのというのはちょっと不自然すぎますけどね・・・。
シュージローのマイルーム2号店様
考えようによっては、ナギがまともな料理を完成させたのが1番信じられませんが。
まったり感想日記様
シリアスとギャグをうまく内包してこそのハヤテのごとく!とも言えますしね。
自堕落学生日記様
総合的に評価すればマリアさんが1番きっちりしているのかもしれませんが、
局所的には咲夜もきっちりしているということなのでしょう。
アニメって本当に面白いですね。様
ナギが食べれたという事は、死人は出なかったのかもしれませんが・・・。
おちゃつのちょっとマイルドなblog様
それはおそらく、ある程度パロディを理解できることからくる弊害なのかも
しれませんね。私はその要素が一切ない分、ギャグにすんなり楽しめましたし。
翠蛇の沼様
まぁ、若さゆえと言っても、周囲のキャラも十分に若いんですけどね。
蜃気楼の灰色帝国 -Mirage Gray Empire-様
なるほど、同人誌つながりでそういう展開ですか・・・。確かに越えていそうですが、
それはそれで想像したくないような・・・。
物書きチャリダー日記様
その傾向は危険ですね。もっとも、最後はきっとマリアさんの所に
戻ってきてくださるとは思いますが・・・。
まるとんとんの部屋様
普段はイマイチですが、今回は概ね好評に思えるのですが・・・。
明善的な見方様
今回の出来なら問題ないのですが、これまでの事を踏まえると・・・ね。
空色☆きゃんでぃ様
いかに同人メイドがよくても、本場のマリアさんには敵いませんけどね!
日頃CALAMITY様
DVD修正は、見たいような、そうでもないような複雑な心境だったりして。
オリジナル回だと西沢さんの話も良かったのですが、マリアさんの出番が多い分今日の話のほうが良かったです。
ですが、執事バトルのくだらなさと聖闘士聖矢ネタがすべてを飛ばしていく・・・
(聖闘士聖矢は見たことも読んだこともないんですが、JUSをやって見る気にもなりません。)
>マリアさんよりかわいい生き物などこの世には存在しないのです!!
そしてマリアさんより美しい生き物もこの世には存在しないのです!!