時をかける少女、その人の名はアーたん。・・・そんな訳はないのですが、
こういう展開ともなると、
初っ端の感想でアーたんに期待していた方の反応に
期待したくなるのは、人として必然の事象なのです。そんなハヤテのごとく!の
第144話「時代劇でも桜吹雪を見れば人はたいてい素直になる」の感想に突入です。
勇気をくれるシンボル 下田温泉に負けず劣らずの東京の夜桜を満喫しつつ語らう16歳の女の子が2人。
同じようで全く異なる立場の2人。晴れやかな心持ちの西沢さんと、神妙な面持ちの
ヒナギク。2人を繋げるのはただ1つ、運命から始まった固い友情の絆。
そして、商店街のシンボルであるこの「銀杏大観覧車」には。勇気をくれるとかそんな
大仰な意味合いが込められているらしいです。誰が考えたのかは知りませんが。
これだけ大きいのにヒナギクが気付いていなかったというのは不思議な気もしますが・・・。
そこで「大事な話」をしようと提案する西沢さん。それを自らが犯した罪の深さゆえの
運命であると、全身が恐怖に戦きながらも受け入れるヒナギク。
あれだけ固い決意で望んでいても、結局は西沢さん優位のポジションは変わらず。
特にヒナギクの方は、得意不得意な相手がハッキリしている印象があるかもです。
西沢さんに関しては、ヒナギクに対する優位性があると言うよりは、ただ単に彼女が
普通少女であるために、誰とでも自然体で話せる能力が備わっているのかもしれませんが。
庶民派 咲夜が金持ちのお嬢様にあまり見えないのは、それだけ彼女が庶民的で身近な
存在とも言えるのでしょう。・・・最近は何故だか巻田と国枝も消息を絶っていますし、
余計に金持ちっぽいオーラを放ちづらい環境にありますしね・・・。
そんなハヤテの反応を受けての「金持ちっぽいところ」という表現が気になりますね。
考えられるとすれば・・・う~ん?普段からナギの生活環境には見慣れたハヤテですし、
ナギの金持ちっぷりとは若干異なるアプローチになる可能性もありますかね?
それが何かはどうにも判断いたしかねますが・・・。
アーたんとハヤテと女の子と でました、アーたん。またしてもハヤテとの回想のみでですが。
実に気になる描写といいますか、例によって物凄く抽象的すぎますねぇ・・・。
まず、ハヤテの考える「女の子は苦手」という言葉の真意はなんなのでしょうかね?
苦手というのは嫌いという意味ではないですし、女の子に興味がないわけでもありません。
咲夜がさり気無く指摘しているように、少なくとも周囲からは、若干調子に乗っているように
見えなくもありませんし。・・・まさか、メイドさん(ハルさん?)にまでねぇ。
そもそも、この回想でのアーたんの発言が謎。「だったらもういい!」という表現は、
ハヤテがフラれたというより、ハヤテが何らかの誤解を生む行動、もしくは発言を受けての
アーたんの決断にも思えるわけで。自身が傷ついた辛い過去なのか、相手を傷つけて
しまったという情けない過去なのか、実に判断が難しいところです・・・。
とりあえず、回想中で手をバッとしている感じがナイスです。ちょっと高飛車で高貴な
お嬢さまみたいな雰囲気が、あの1コマからヒシヒシと伝わってくるようです。
正面の描写なのに顔が見えないのも創造、もとい妄想力を高めてくれます。
分からない事が多い分妄想がはじけるとか、前に誰かが仰ってましたしね。
永遠の輝きを放つマリアさん ハヤテ曰く、ナギお嬢さまは疲れたのでマリアさんと一緒に寝ているとか。
しかし、その直後に背後から現れたるは、気高くも美しいマリアさんその人。
本当に一瞬のご出演。1コマだけでこれだけの圧倒的なインパクトがあるのは、
アーたんぐらいでしょうか?マリアさんが知らぬ間に・・・というのはちょっと不思議。
もしかして、その際にはとっても可愛らしい寝息を立てつつ、優雅に穏やかながらも
常にその美しさだけは変わらない、殺傷能力抜群の寝顔をされていたのでしょうか・・・!?
少数精鋭・・・というかマリアさんは? どこか抜けた感じのする咲夜・父の主導により、三千院ナギお嬢さまの捜索大作戦が
敢行される事になりました。殺しの罠(キル・トラップ)顔負けの強力な罠も仕掛ける辺り、
流石は愛沢家ご当主です。・・・これは、早いところ世代交代が必要になりそうです。
何より問題なのは、少数精鋭と言いつつ、肝心要の最強の情報網を持った我らが
マリアさんがチームに加わっていないことでしょう。今の状態でも十分に精鋭揃いですが、
どう考えても戦力不足です。咲夜が「とんだ精鋭やなぁ」というのは、間違いなく
マリアさん不在を嘆いての発言です。彼女がいなければ何も始まりません!
そこに的確なツッコミを入れるのは、咲夜嬢の器の大きさ以外の何物でもありませんね。
ただ冷静に考えると、何故この場にマリアさんがいないのか、そもそもマリアさんに
気付かれないように雲隠れする能力を、あのナギが持っているのかということも・・・。
ここで頼りになるマリアさんが出ていないのには、何か意味がある・・・はずです。
何故なら、こういう時にこそメインヒロインとしての実力が試されるはずだから。
2人のメインヒロインは、それぞれがどんな思惑で活動しているのでしょうか?
・・・これに重要な意味があるのなら、来週だけで完結するとは到底思えませんね。
しかしながら、伊澄の提案は手堅いです。手堅すぎて少し空しいかもです。
あそこで冷静な判断を下しているのは、何だかんだで大事な友人であるナギを
心配しての事だったのでしょう。人々を繋ぐ心の絆は、時として人智を遥かに超越する
驚異的な能力を生む事だってあるものです。・・・たぶん、もしかしたら。
雪路?とギター かつて西沢さんは、謎のギター家庭教師に勉強を教えてもらっていたとかいないとか。
それがあの雪路であるのかはまだ断定できない気もしますが、おそらくはそうなのでしょう。
他の可能性として、雪路とヒナギクの養父に当たる人も考えられなくはないですが。
時期や年齢を考えると数年前、雪路が白皇の教師になるちょっと前ぐらいの話というのが
妥当な予想でしょうか?そして、西沢さんは雪路(らしき人)が大スキなようで・・・。
それにしても、雪路が(おそらくは大切にしていたであろう)ギターを西沢さんに渡すとは、
よほど何か思うところでもあったのでしょうか?かつて単行本4巻にて雪路の好きなものに
「ギター」が挙げられてましたし。過去との決別という意味でもあったとか。
出番こそないものの、2人の間を間接的に繋ぐ存在となった雪路(たぶん)。
ハルさん(ハル子)によりヒナギクと咲夜が間接的な繋がりを持ったのと似てるかも?
そこから先の展開があるのかどうかは謎ですが・・・。
高所恐怖症 高い所で恐怖するヒナギク、それでも西沢さんの指摘を受け入れようとしない姿に、
当の西沢さんは、ハヤテ同様にナギの姿と重ね合わせてみたりもするのでした。
西沢さんからすれば、2人とも可愛いらしいです。お互いのポジションの再確認ですか?
ヒナギクが動揺しつつ、西沢さんの配慮で落ち着ける辺りは中々に・・・ね。
たとえ落ち着いても、話しづらい内容ではありますし、話の切り出し方も難しそうです。
まさかいきなり修羅場にはならないでしょうけど、逃げ場がない状況というのがまた・・・。
今回の話、ヒナギクと西沢さんがメインに見えないくもないですが、何かが違うかも。
「歌う」という考え方が少々引っかかったりはしましたが、これに対するヒナギクの反応を
見る限り、彼女にとってはそれほど思い入れのない事象なのかもと思ってみたり。
とすれば、これは雪路と桂家父、そこに西沢さんが加わるかどうかは微妙ですが、
ヒナギクとは少し離れた別エピソードという事にでもなるのでしょうか?
しかしまぁ、こうして書き連ねてみると不気味です。アーたん絡みの回想やら西沢さんの
過去などの描写まであって、いよいよもって何でもアリの展開になってきました。
ここまで来ると、まだ何かあるんじゃないかと想いつつ、主要キャラの話は出尽くした
気もするので、そろそろ話は収束に向かって・・・いくのかなぁ?
・・・相変わらず、無駄に文量が多いですね。どうにかしたい気もしますが。
追記(午前11時ごろ) 気になって単行本を読み返したところ、どうやら6巻7話にて、西沢さんの部屋に
さり気無くギターが置かれていたみたいです。・・・これは完全に盲点でした。
この58話がサンデー誌上に載ったよりも前に単行本4巻が発売されていましたし、
当時からのファンで、この前兆を感じ取っていた人もいたのかもしれませんね。
それにしても、・・・やはり畑先生、侮ってはいけませんでした。
こんなワンシーンにもそのような秘密が隠されているとは思いもしませんでした。
自分の未熟さと作者の恐ろしさを同時に再認識した瞬間でした・・・。
これからもちょっとした事にでも注意を払いつつ読み進めていかなければ。
もっとも、立ち読みだけで細かい変化を察知するのは正直困難ですが。
トラックバック送信先(謎の作戦を遂行中・・・)
タカヒナの乱雑日記様
愛沢家の未来は・・・中々に難しそうです。一応咲夜がいるとはいえ、当主がアレですし。
もっとも、今まではそれで持ちこたえてきたわけですが。
ヒナギク様をみてるっ!?様
2人きりのシチュエーションで思い出されるのは、ハヤテの妄想全開だったお泊り
イベントもありましたね。どちらも捨てがたいものです・・・。
星の海へ行こう!様
SとMですか・・・。ああ、それはつまり「三千院マリアさん」という事で、
今回の話はマリアさんがビシッと締めてくれるということで・・・?
サクラ咲く夜に様
ハヤテフラグが立っていない事が、逆に咲夜が冷静な判断を下せる要因にもなって
いるんでしょうかね?物語の潤滑油としての働きに敬服する思いです。
360度の方針転換様
ふっふっふ、どうやらケレ・ナグレーちゃんの魅力にメロメロのようですね・・・。
実際問題としては、あれが咲夜のいう「金持ちっぽいところ」の可能性もありますが。
しっぽきり様
ハムスターの性能向上はうまくいってるみたいですね。このまま少しずつ
バージョンアップを続け・・・たとしても、マリアさんには敵いませんが。
ひなぎくのなく頂に葱様
既にお姉ちゃんパワーは炸裂しているようにも思えますが、さて来週は・・・。
何を持ってして「お姉ちゃん」と評するかにもよるでしょうけど。
暇ワリの咲く頃に~西沢さんと共に~様
奥が深いのがハヤテのごとく!。ハヤテ×西沢さんが成立しそうでしきれない感じも
またハヤテのごとく!・・・何の漫画なのか分かりませんねぇ。
今の気分±0様
西沢家と桂家が繋がっていた・・・という事は、繋がるだけの何らかの特別な理由が
あったということなのでしょうか?それともただの運命=デスティニーだったのか・・・。
明日はきっと。様
なんとなく・・・ですが、どこか感想まとめのオーラを放っていると言うか、
最もバランスが取れていて読みやすいとでもいいますか・・・。
tanabeebanatの日記様
そう、人間は感動にも慣れてしまう生き物です。だから、こういう感想にも徐々に
慣れてきてしまう・・・と言いつつ、勝手に感動している私がここにいます。
原作にも感想にも感動できる作品、・・・実に素晴らしいものです。
万事屋あんごるも様
・・・・・・・・・私もマリアさんの素敵すぎるカードが欲しーーい!!!
おのれコナミ、こんな事をされたら叫ぶ他できる事がないじゃないかー!?
~器用貧乏人宝~様
総合的な鋭さならマリアさんも申し分ないでしょうけど、ラブコメ方面なら、
西沢さんに敵う人はいないんじゃないかな?
疾風のように輝いて様
佳境・・・のように見せかけて、実はもう2,3個の大爆発が用意されているのかも
しれませんね。なんたってハヤテのごとく!ですから、油断は禁物です。
さくら日記様
今回のヒナギクの大熱唱に関しては私も同意見・・・と言いたい所ですが、
やっぱりそれほどでもなかったり。むしろ精鋭部隊にいないマリアさんが・・・。
ヘイルトゥ一休さんっ!!様
マリアさんほどに圧倒的な力をお持ちであれば納得と言えば納得ですが、
やはり是非その麗しきお姿をもっと見せていただきたいものでもあります・・・。
萌えを得たオタのごとく!2様
ナギに関する妄想はもっとこう・・・周りが引くぐらいの感じで1つ。
これも含め、本当に「4月3日は濃い」という表現がピッタリですね。
そして僕たちは西へ向かった様
・・・雪路ではない説ですか。畑先生が変化球で攻めてきていたとすれば、
その線も十分に考えられそうですが、それはそれで混沌としすぎで恐いですね。
麒麟の未来日記様
確かに、常識人という考え方もできますね。それがどんな意味を持つかは判断が
難しそうですが、とりあえず咲夜の欠点は・・・2週目以降攻略可能キャラと言う設定とか?
それはそれで色々とうまい立ち回りがききそうではありますが・・・。
Moon of Samurai様
ふーむ、つまりは「ヒナギク可愛ええ」という結論なのでしょうか?
それは表情の問題か、完璧超人が弱みを見せることのギャップなのか、或いは・・・。
福音を告げる場所様
なるほど、ヒナギクの美脚にも十分に萌えられるというわけですかそうですか。
ただまぁ、スカートで見えない西沢さんも、普通と言う言葉では片付けられないような
美脚をしておられるのでしょう。
そして、マリアさんにいたっては・・・。
漫画とハヤテとアニメと私。様
う~む、ヒナギクのターンのはずが、何故か全く感情の高ぶりがない。
私のヒナギク熱はすっかり冷めてしまったようで、愛の儚さを思い知りました・・・。
くるくるばたばた様
アーたんの台詞については、まずその考え方に辿り付く事自体が難しいんじゃないかと。
それこそがアーたん愛。そして、そんな愛を注がれるアーたんは、ヒロイン属性完備です。
ますます初登場時のインパクトに期待したくなってもいたり・・・。
White&Pure様
光が当たらないというより、マリアさん自身が光り輝いているので問題ありません!
私たちは、ギリギリで死なない状態を保ちつつ、しっかりとマリアさんの美しさを
その目に焼き付けなければならないのです!!
ギターによって
以前から桂家とは交流があったような展開に
これは、必然だったんだろうか
>やはり畑先生、侮ってはいけませんでした。
毎回、策略にはめられてます。
やはり、立ち読みだけでは全てを理解しきれないですね
そう考えておくと、買うべきなのかと思ってしまいます。