大した事を書くわけではないのですが、やっぱり姫神って
有能だったんだろうなぁと、漠然と考えているだけです。
・・・いえね、
ある場所で「H神」の存在は忘れられかけている
みたいなお話があったので、これは何か語っておこうかなと。
・・・なので、本当にちょっとした事しか書いていません。
それ以前に、既にどこかで指摘されている気もしますが。
現時点では謎のベールに包まれたナギの元執事である姫神。
性別だとか年齢の問題もありますが、それと共にこの人の
執事としての能力って、どれ程のものだったのかなぁ・・・と。
「それはどうでしょう?姫神以来いったい何人の執事候補が
タマに敗れてきたか…」
第7話「世界の中心で別に愛は叫ばねーけどなんつーかヒエラルキーの
頂点に君臨する獣」より
「まぁ、三千院家の執事を名乗るのであれば…
白皇の編入試験くらい受かってもらわないと困りますな」
第38話「夏を制する者は受験を制すらしいっすよ」より
「主をよい方向に導けなければ一流の執事とは言えません!!」
第52話「ナギ・アンダルシアの冬」より
・・・さて、これらは全てかの変態執事長、クラウスの台詞です。
彼がハヤテに対し嫌味を言っているかは定かではありませんが、
少なくとも的外れの見解を述べているわけではなさそうです。
なので、これは基本的には先輩執事のクラウスとしての本音であり、
それらを満たしていなければ、ナギの執事は務まらないという事に
なるかと思われます。
そして、発言の節々から察するに、クラウスは姫神の実力を
認めていたと思われます。とすれば、やはり執事としての資質は
十分に備えていたのかもしれません。
特にマラソン大会編の台詞を素直に読み解くと、姫神は
一流の執事であったのではないかと推察する事もできるでしょう。
当のナギが、「あのバカにできて、ハヤテにできない事などない!!」
と、第47話で言ってはいますが、基本的にハヤテと互角かそれ以上の
執事としての能力は十分に持っていたと言えるのではないでしょうか?
手厳しいクラウスにまで認められ、ハヤテの能力を卑下する際にも、
姫神の名を出す事すらあるわけですし。
もっとも、クラウスがどうかという以前に、単純に姫神を
貶したり批判できるような立場でない可能性も捨てきれませんが。
・・・そんなに偉いキャラには到底思えませんけどね。
ちなみにこの漫画における執事というのは要するに
「様々な難問奇問を力技で解決する
秘密道具を持たないドラえもん」って感じ。
「単行本1巻、綾崎ハヤテのプロフィール」より
「あの子が奥義とか使う度にカベとか天井を壊すから…その度にいつも
いつも私が修理して…でも修理した端からあの子はまた…」
第47話「本は好きですが紙使いになれません」より
三千院家の執事、しかもその世話対象はナギ、その上クラウスの
厳しい目が光っている状態。それらを考慮すると、安易な行動は即刻
クビに繋がりかねません。なので、47話でマリアさんが言っていた
ような事は、普通は許されないはず。とすれば、この時の姫神の
行動には、一定の評価ができるものであったと推測できる・・・かも
しれませんが、正直確証はありません。
ここでふと考えたのが、ハヤテのごとく!世界における執事の
定義。そこから誇大妄想をすると、姫神は何かの事態に遭遇した際に、
文字通り力技で問題を解決していたのではないかと。その対処法は、
きっとハイリスク・ハイリターンなので、お屋敷には被害が出る分、
主のナギ自体には悪影響がなかった。なので、マリアさんは自分の
仕事が多くなりつつも、そのやり方に文句はつけられなかったと。
それによって姫神が職務を全うしていたのであれば、ナギの立場を
最優先に考えなければならないこのお屋敷において、姫神を否定する
権利はないでしょうし。・・・もちろん、主のナギを除いてですが。
ついでに言えば、そういった行為を(おそらく)躊躇なく実行に
移せた姫神は、やはり大物の気もしています。あのマリアさんに
怒られるリスクがあるにもかかわらず、平然と暴れまわれたんですし。
その度胸は、並々ならぬものがあったのではないかと。
そういった点においても、クラウスが言う所の「執事は男らしく」
という精神にも、姫神は適合しそうです。・・・あくまで「男らしく紳士
としてふるまう」だけであり、性別の是非はつけられませんが。
まぁ、とりあえず姫神は優秀なんですよ、少なくともナギの執事
として必要な能力は備えていたと。そして、そんな状況を踏まえると、
姫神に直接手を下さるのは、やはりナギしかいなかったのでしょう。
・・・その理由は、私には推測のしようがありませんが。
・・・あ、最後にちょっと気になった事ですが、7話でクラウスが
言っていた「タマに挑戦した執事候補」の中に、既存のキャラとかが
いたら面白いとか妄想していたり。