何となくでしかないのですが、タイトルのとおりです。
単行本の伊澄のキャラプロフィールにも載っているように、
ナギにとって伊澄は1番の親友のはずです。しかし、本編では意外と
ニアミスしていることが多くて、今の2人には微妙な距離感というか、
変な違和感を覚えている次第です。
特に気になるのが、話の節目節目でナギの近くに伊澄が居合わせ
ながら、ほとんど会話をしていないという事です。そして、その両者とも
話をしているのが、あのハヤテ。そう、伊澄に「ハヤテ様はナギのヒーロー」
と言わしめた、あの借金執事です。
・セブン(やギルバート)とバトルを繰り広げた通称「暫定最終回」
・執事とらのあな編や下田温泉編の一部始終
物語の節目にはナギの傍らに伊澄という存在があり、にも関わらず
2人の交流が描かれるわけでもありません。
・・・なんでしょうかね、この不思議感覚。
これまでのハヤテのごとく!での各キャラの描かれ方を振り返って
みた時、現時点でのナギと伊澄の間に存在する一種不可解な距離感が、
今後話が進むにつれ伊澄の作中での重要性が増してくる事の証明
・・・だったらいいな~などと考えていたりします。
極端な事を言えば、現在のマリアさんと若干近いようなポジション。
メインとサブという違いこそあれ、周囲のメインキャラから1歩手前に
退いた状態でいる、ある種の傍観者的立場。主人公のハヤテとも少し
距離を置きつつ、ナギとの関係を温かく見守るかのような描写。
・・・などと都合よく書いてみると、案外似ているじゃないかと。
そして、その状況を生み出すためのキーワードーとして、「ヒーロー」
という考え方があるのではないでしょうか?伊澄はハヤテの事を
「ナギのヒーロー」と評し、71話では「本物のヒーローは違いますね」
とまで言ってしまっています。これについては、パレットさんが
ハヤテ暫定最終回についての妄想がしてみたい。 というエントリーでも
述べられているように、伊澄が自分を偽者のヒーローと考えている節も
あります。もしかしたら、自分がヒーローに相応しくないと考えている
結果生まれているのが、ナギとの間にある微妙な距離感の正体の1つ
なんじゃないかな~と・・・。
これについてさらに気になる点として、伊澄の言うヒーローというのが
何を指しているかが謎なんですよね・・・。ハヤテが自分のヒーローに
なってくれるかもと考えつつ、普段の行動理念は自分がナギのヒーローに
なろうとしているようにも見受けられるんですよね。
あそこまでナギのために尽くそうとする姿勢は、あのマリアさんと
同調する部分もあり、それはナギを大切にしたいと思うキッカケが、
2人の過去に秘められているのではと考えていたりします。
それが自らの力のなさが招いたとされるナギとのやり取りからくる
責任感なのか、それ以外にもっと大きな、ナギの人生を左右するような
出来事に伊澄が関わっており、その関係性が今の2人の交友の基礎と
なっているのか・・・。
こうやって書き連ねつつ思うのは、ヒーローがどういった定義である
のかや、伊澄が作中でどれほど影響力を持つ人物なのかがはっきりしない
事には、イマイチよく分からないんですよね・・・。
「ハヤテを買う」という発言も、あくまで伏線。あそこに疑問を
感じさせておいて、実際はそれが後々効いてくる・・・かもしれません
し、全国の伊澄ファンは必ずしも悲観すべき事態ではないかと。
う~ん、相変わらずまとまりがない上、結論もない駄文・・・。
もっと書きたい事があった気もするのですが、結局はかなり
言葉足らずな文章になってしまいましたとさ。
何となく書きたくなったので、まぁ仕方ないです・・・よね?