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ゲームの戯言+α

自分の趣味について、徒然なるままに語るかも。

キャラをネタにすることと、その許容範囲の難しさ 

 ネットでは、特定のキャラを「こうやって弄るもの」とある意味テンプレ化して、多くの人が同じような扱いをする、という状況を度々目にします。それを「愛されている」「いじられキャラ」などと好意的な表現で捉える人が多いですが、私としては違和感を覚えることの方が多いです。
 
 というのも、そういった弄りを見ていると、どちらかといえば体型であったり性格であったり交友関係であったり、その中身も「胸が小さい」「腹黒い」「友だちが少ない」といったものが多くあり、正直に言えば、不快に感じる弄り方に見えることが多いんですよね。

 まあ、そう感じるのは、ここ10年ちょいで特別好きという感情を抱いた2人のキャラクター、即ちハヤテのごとく!のマリアさんと、アイドルマスターシンデレラガールズの三村かな子が、その最たる例として「いじられる定番キャラ」としてファンから扱われ続けてきた歴史を目の当たりにしてきた、というのが1番の要因かもですが・・・。


 ただ、ここで難しい問題があります。そもそも何故いじられポジションになるかという部分で、大前提として「公式、原作などでそういう扱い(もしくはそれを臭わせるような描写)があった」という過去があり、あくまでそれがスタートラインにあるんですよね。だから多くは風評被害ではなく、公式のノリにファンが乗っかっているだけ、とも取れます。

 そのため、自分の視点というのは、見方によっては公式そのものの否定、或いは自由な発想をする2次創作等の否定にも繋がりかねません。自分の観測範囲でも、多少疑問に思うような人も散見されますが、声を大にして疑問を呈するような場面には、滅多に遭遇しません。

 私自身、10年以上前に、このブログで自分なりの論理を展開していたことがありましたが、当時交流のあった周囲を見渡していると、その反論意見すらネタとして捉えているような反応がほぼ全てでした。今でこそ言える話ですが、当時の私は本気でした。こんなに良い人なのに、気配りできるのに、なんで腹黒キャラとして扱われているんだと、割と本気で腹を立てていたのを鮮明に覚えています。・・・まあ、当時のことを知っている人がこの記事を目にしたとしたら確実に分かる話ですが、これが先述のキャラクター、つまりのハヤテのごとく!のマリアさんの扱いです。


 とはいえ、昔の話です。決して納得はしなかったですけど、良くも悪くもそういうキャラとしてファンの認識は確立されてる以上、自分一人(厳密にはもう一人いましたが)声をあげてもどうにもならない話だろうと、無理やり心の奥にしまいこんだわけです。そこから10年近くの間、もやもやした気持ちを抱え、最近は流石に気持ちが落ち着いてきていました。


 あの時の感情が再燃したのは、先述のもう1名、三村かな子です。彼女は他のアイドルと比べてウエスト周りを含めてぽっちゃり気味であり、スイーツを作るのも食べるのも好きなキャラという公式設定もあります。言葉を濁さずに言えば、「おデブキャラ」という扱いが自然とテンプレ化していきました。

 とはいえ、何事も限度というものがあります。極端なデブキャラ化、ドカベンだの何だのという比喩表現、更には食べるのが好きというだけで「大食漢扱い」になり、気づけば「スイーツにかぎらず沢山食べるキャラ」とまで言われる始末。公式設定の拡大解釈の範囲かもしれませんが、あくまで個人的な感情として不快に思う場面は多いです。某動画サイトのコメントなんかは、それが最も悪い方向に全振りしたパターンで、その影響で彼女が登場する動画だけでは、コメント非表示にしてしまうことが大半です。


 ただ、良くも悪くもマリアさんと三村かな子双方に言えることとして、そのネタキャラ化が人気に繋がっている部分は否定できず、だからこそ2次創作も多く生まれ、多くの人に認知され、愛されています。私自身、公式で興味を持つ→ネットで様々なイラストやら考察やらを楽しむ→より好きになるという事例は多く、この2名もまたそのパターンにあたります。

 だから、こうして疑問を抱きながら今あらためて文章を書いているわけですけど、どうしてももやもやした気持ちは晴れません。いつかまた、この2名と同じような、いじられ愛されキャラに強く感情移入をした時、再び同じような気持ちに苛まれるのかもしれません。どこまでが許せるのかは個々人の判断ですから、どうこう言えるのものでもないのですが、そういうのも可能な限り受け入れてより好きになれる可能性は模索しようとは思っています。

 ただできることなら、「なんでもネタにして良い」という流れに多少なりとも疑問をもってもらい、各々にどこまでOKか、不快な気持ちにさせないか、等を考えた上で、キャラクター達を愛してもらえれば、それに勝る喜びはございません・・・というお話でした。

[ 2018/01/25 08:19 ] アニメ、漫画 | TB(0) | CM(2)
こちらではお久しぶりです。


≫マリアさん

マリアさんの件に付いては私もテンプレに乗っかっていた側でして、
そういった事でれろさんに嫌な思いをさせていたのでしたら、
申し訳ありませんでした。

ブログの記事を作る上で小ネタ要素やオチが必要な時に便利…
と言っては語弊がありますが、記事の内容を面白くする為に
マリアさんに頼りがちになっていたんですよね。
完全に自分の力不足です。

しかしネタにはしていましたが、それらの要素もマリアさんの
魅力の一つだと今でも思っています。


≫かな子

かな子の件については、ドカベンの動画が昔Twitterで流れてきた事がある
ぐらいで、何処でそこまで酷い呼ばれ方をしているのかは知らないのですが。
(少なくとも私が観てるシンデレラ関連のニコ生等では見かけません)

流石にかな子にそこまで酷い事を言ってる人が居たら、担当Pじゃなくても
イラっとしますし、水着SRの絵を投げつけたくなります。
れろさんの言う所の度を越していると思います。

しかしそういうキャラクターをネタにした動画や二次創作漫画、SS等も
キャラクターを知るきっかけとしては絶対に必要なもの。
だからといってその内容に乗っかって度を越す人は決して消えることは
無いんですよね。世の中には本当に色々な人が居るので。
きっかけとして深く入ってきてくれる人も居れば、
ただ面白おかしく騒ぎたい人も居るわけで。

スマホの普及でネット上の民度は平均的に下がる一方ですので、今は後者の方が圧倒的に多い状況だと思います。
なのでれろさんが今やってるように、不快なものは「見ないようにする」
時代になって来ているのだと思います。

…大分適当な感じのコメントになってきましたが、
あくまで一意見としてコメントさせて頂きました。
[ 2018/01/27 23:07 ] [ 編集 ]
これはこれは、お久しぶりです(コメント来るとは思って無くて返信遅れました)

正直に言えば、特定個人の弄り方が良い悪いというものではなく、界隈全体としてそう弄って問題は無いという認識があることと、それに反発するのはどうなのみたいな空気が平然とあったことに対する違和感、とも取れるのかもしれません。

ですから、今思い起こしてみても、特段奥さんの弄り方が気になったという記憶はありませんし、それが「マリアさんが好きだからこそ」というのも確かなんだと思います。現実問題として、マリアさんほどオチに使える・・・なんといいますか、汎用性の高さと、キャラクターとしての耐久性の高さは、唯一無二でしたしね。


かな子に関しては、記事では特に言及してないのですが、そもそもの発端が「ちひろさんとかな子が好きなとあるフォロワーさん」の存在が1番大きかったですね。あえて言うまでも無いですが、かな子との比ではないくらい、ちひろさんの扱いはこう・・・あれですから、色々思う所があったようで、この記事を書く大きなキッカケにもなってます。

ただ、間口が広がることと、それを見て不快に思うかどうかは別の話で。そういうネタが不快に思ったからとして、その子を嫌いになるなんてことは基本ないでしょうから。ただ、許せる範囲なんて人それぞれで、実際かな子は味見の中で結構食べちゃったりするからふっくらしてるというのは事実ですけど、それは表現の問題だと思うんですよね。他の子より太ってたらデブキャラなのかとか、お菓子沢山食べるならお菓子以外沢山食べても不思議ではないとか、解釈はそれぞれで、自分の場合はマリアさんの時の経験も相まって、そのハードルがかなり厳しめになってるだけとも言えます。

本音をいえば、一人ひとりの真意を聞いてまわりたいというくらい、割と過敏なタイプなのですが、残念ながらそれをやりきることなんて不可能ですから、できるのは避けるくらいなんでしょうね。・・・まあ、そこまで深く考えてるわけでも、凄い傷ついたり腹たちまくりというほどでもないんですけど。
[ 2018/02/15 11:46 ] [ 編集 ]
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