本日12月24日は、マリアさんの誕生日。
・・・そう、以前なら、去年の誕生日までは、たぶん私はマリアさんに対して「17歳の誕生日おめでとう」というお祝いの言葉を述べていたことでしょう。
それは何もネタ的な意味だけではなく、マリアさんの時が17歳で止まっていたから。誰よりも長い間、彼女は前に進めないままでした。
考えてもみてください。ハヤテのごとく!は作中12月24日、しかも(おそらく)マリアさんの誕生日パーティ的なものが終わった辺りから始まっているんですよね。いや、正確にはハヤテが動いている裏ではそういう催しがあったわけですが、パーティから抜け出してきたナギと、ハヤテが出会うことで物語が始まっているわけです。
この物語が誕生日というものに何らか大きな意味を見出しているとしたら、その象徴たる存在はマリアさんでした。その作中の終わりまで含めて、マリアさんはハヤテのごとく!という物語の構造における主人公であり、同時にそれは彼女を17歳という時で縛り続けてきたんですよね。
ハヤテのごとく!が物語が幕を閉じ、ようやくマリアさんの時は動き出しました。ナギのメイドではなく、ハヤテの同僚でもなく、1人の女性として歩き始めたマリアさん。そのマリアさんは、もはや「じゅうななさい」ではありません。
この2017年12月24日は、間違いなく、マリアさん18歳の誕生日。初めて迎えることができたこの日は、即ち、マリアさんにとっての始まりでもあります。
1人のマリアさんファンとしては、これから先の彼女の幸せだけを願い、最後にこの言葉を贈りたいと思います。
マリアさん、18歳の誕生日、おめでとうございます。