ゲームの戯言+α

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ハヤテのごとく!最終巻を読み終えての感想① 全体総括 

 ようやく読みました、最終巻。まあ、実はまだ色々追いついてない所があって、あまり細かい部分の内容を把握しきれていないんですけど、一旦総括という形で、感想を書いてみようかと思います。キャラごと(特にマリアさん)は追々別記事で書いていく予定です。

 ※以下、妄想多め、かつ実は伏線あったとか作中で明らかになってるけど把握せず適当に書いてるかもしれませんが、昔ほど読み込んでいないためです、ご了承ください


 ・・・さて。私が読み終えて、まず思ったことを羅列してみます。

①おおよそ無難な終わり方を迎えた印象
②終盤の展開は好きだけど、何故駆け足感を強くしたのか若干疑問
③1周目攻略可能ヒロインは、やはりその通りの扱いだった
④同人編の異質さと、各重要エピソードからの伏線を実感できた
⑤人気と出番の話をちゃんとしてくれて、ある意味スッキリした(反省会)
⑥ハヤテのナギの物語が終わったことがよく分かる、畑先生の説明(反省会)


①おおよそ無難な終わり方を迎えた印象
 やはり、ハヤテとナギ。すべての基本はここにあるなと。それぞれのヒロインは、ちょっとしたif展開であったり違う世界線(作中表現でいう出会い方の違い程度)であったり、それ次第ではハヤテとの関係が間違いなく変わっていたんですけど、ハヤテのごとく!の物語を唯一正しくトゥルーエンドに導くことができるのは、この2人以外ありえなかった。まあ、物語の歪みといいますか、扱いにくい部分の大半をヒスイ(とハヤテ両親)に丸投げしちゃった感はちょっとありましたけど、そういう意味では、ヒスイ(とハヤテ両親)ありきの可能な範囲1番キレイな終わり方だったのかなぁという印象です。


②終盤の展開は好きだけど、何故駆け足感を強くしたのか若干疑問
 最後の最後の感想で不満を言うのもどうかと思いましたが、やはりこれだけは言いたかった。・・・何故、こんな駆け足にしたのか!と。物語の締めとしては、話の密度も濃くて良いんですけど、1日1日を大事に、小さな変化の積み重ねが面白さを支えていた本作において、最終章の駆け足感だけは、少し物足りなさを感じずにはいられません。
 ・・・まあ、これを好意的に受け取るなら、今後に余地を残した(後日談的な意味でも、読者側の妄想という意味でも)のと、先程いった「小さな変化」が、この期間には殆どなかったのかもなぁという。あえて言うなら、ナギとマリアさんの関係性をより掘り下げるという点では観たかったところですが、物語を着地させるために必要な種まきは既に完了していたからこそ、大幅短縮しても問題なかったとは言えそうです。


③1周目攻略可能ヒロインは、やはりその通りの扱いだった
 各々に違う役割を与えられたヒロインが、最終章でも中心となって活躍していました。ただ、それぞれに与えられたヒロイン像は異なっていて、ヒロインとしてという意味では、ほぼ全員、特にハヤテとの関係性という点では、物語が完結しちゃってたんですよね。強いて言うなら、ヒナギクだけは完結させてなかったというか、連載の都合で最後の最後に回された感もありましたが(物語的な意味では最後まで伸ばす必要性はなかったという点でも)。


④同人編の異質さと、各重要エピソードからの伏線を実感できた
 先程ヒロインとしての話をしましたけど、その多くは、例えば執事クエストでのヒナギク&伊澄だったり、ミコノス&過去編のアーたんだったり、予めそういう役割ですよと種まきしておいて、それを最大限活かしていたような気がします。ただ長編での唯一の例外は、やはり同人編だったなというのは改めて実感しましたね。もとより、同人編は明らかに異質で、ルカもあくまで同人編に必要な人材として登場した感があって、物語の本筋からは外れる・・・という感想をずっと抱いていて、最終章の展開でも、それがはっきりした感じはします。ハヤテのごとく!としての必要性ではなく、畑先生本人が描きたいお話だったんじゃないかなーと。 ※あとで反省会でそういう記載があるの見つけて、感覚として間違ってなかったからホッとしました


⑤人気と出番の話をちゃんとしてくれて、ある意味スッキリした(反省会)
 ちょいちょい畑先生が話題にしてはいましたけど、反省会の中で「人気と出番(とそれに伴う扱いの差」に関する言及が多くて、そこにしっかり踏み込んでくれたので、気持ちとしてスッキリしました。そして、やっぱり大体予想通りだったな、とも思いましたが。
 現実問題として、物語の都合上どうしても必要なこと、畑先生本人が個人的に描きたいこと、連載の都合で必要(逆にカット)という要素を全て100%満たすのは難しいと思うんですよね。まあ、ハヤテはそれをできるだけ全て100%にしようと詰め込み詰め込んで、だから13年も続いたんだと思うんですけど。

 ただ、これだけは言わせて下さい。ヒムロ&大河で話が出たのに、何故野々原楓に関する言及だけは一切なかったのか。これだけは到底納得できませんでした。キャラプロフィールまで存在してたことを思うと、これでは実質「唯一なかったことにされたキャラ」みたいな印象を受けちゃうんですよね。


⑥ハヤテのナギの物語が終わったことがよく分かる、畑先生の説明(反省会)
 以前から、ハヤテのごとく!はナギの成長物語の側面が強い、ということを感想でも何度か書いてきました。それは、他の主要人物がメンタル面をのぞいて、最初からステータス高いから。最初から強キャラすぎるメンツの成長を描きにくいのは、とりわけゲームではよくある話ですね。そして、ナギが成長すればハヤテとも対等になりうるし、マリアさんの必要性も失われるから、それ即ち物語が終わりに向かうための必須項目だろうな、という予想もしてました。
 その点では本当に予想通りの展開だったんですけど、反省会での畑先生の説明が、自分の中でとてもしっくり来たんですよね。そう、ナギが成長してハヤテと対等にするってことは、そこから漫画としての物語性は無くなってるんですよね。ハイスペックというだけで、ハチャメチャな展開は考えにくいですし、普通の男女の日常が始まるというだけ。だからハヤテのごとく!のお話が終わり、という。思えば、ナギが成長したら普通の美少女ですし、借金完済してそのナギとお付き合いするハヤテって、不幸属性も何もない普通の美少年。これ以上何も起きないくらい幸せで平穏な形で、きっと紫子さんも、マリアさんも願った形なのでしょう。


 これから、キャラごとにも色々振り返っていくとは思いますが、ひとまず総括としてはここまで。ハヤテ以前にも、そしてこれ以後も好きな作品には出会うでしょうけど、おそらく・・・これほど語り甲斐のある作品には、2度と出会わないと思います。間違いなく、自分の人生を良い方向に変えてくれました。

 君に… 話したいことがあるんだ。
 いいだろう。夜は長い。
 ゆっくり話を、しようじゃないか…


 この言葉通り、これからも折に触れて、誰かと話をしたい、語り続けたい、そう思わせてくれる、素晴らしい作品でした。

 ハヤテのごとく!13年間、ありがとう!
 畑先生、13年間、お疲れ様でした!

[ 2017/06/18 10:42 ] ハヤテのごとく! | TB(0) | CM(0)
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