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ハヤテのごとく!543話感想 

 サブタイトルは「僕らは今のなかで」。・・・そう、きっとそんな感じのお話なのです。


 ・・・で、まあ今週のお話なんですけど、ワタルがもう1つ、おそらく作中においては最後の大きな決断を下しました。ナギとの飯塚関係の解消、そしてその見返りという体で、母親からもらった石を渡したわけです。後半の超常的なお話は、まあオマケというかいつもの話なので、そこは置いときます。


 しかし、こうしてワタル関連のエピソードに触れてきて改めて思うのは、ワタルは文字通り「本気でも不器用」な人間だったんだなぁと。周りのハイスペック勢とか世渡り上手なメンツとか、まあ色々ぶっ飛んだ子が揃ってましたけど、やはりワタルはその中でも群を抜いて不器用だったように思います。けど、いつだって本気でした。ナギとの許嫁関係も、伊澄への片想いも、サキさんとの未来も。

 ただ、不器用なりにも本気であったからこそ、彼は「大きな夢」を見てこれたし、それを信じてこれたんだと思います。ワタルは今の店をサキさんと共に世界一にしたいと言ってますし、その大きな夢の先には、同じく大きな夢を追いかけるナギがいると信じて疑っていないように思えます。

 ちょっと前だったか、本来ナギを1番理解できそうなのはワタルみたいな話をした記憶があるんですけど、今回のお話ではそれがよく分かる描写をされてたのが、個人的には大変良かったです。「それぞれが好きなことで頑張れる」。それが誰よりもわかっている。そしてそれは住む世界が違うと別れを決意した伊澄に対するケジメとは、また違う関係性なんですよね。先程も書いたように、ナギとワタルは将来交わるであろうミライがあるんだろうなと。ただ、そこに至る道は別々で、ワタルはそこにたどり着くための生涯のパートナーがいて、道標も必要ない。だからナギに道標を渡した、と。


 ではナギとワタルの目指す先は何かといえば、それは「世界」。世界一になること。それが各々の「新しいゴール」であり、そこにたどり着くために、今の居場所があると思うんですよね。何より、ナギが世界を目指すのは性格的に自然な流れなんですけど、個人的にはワタルが世界を目指す意味の大きさ、そこがポイントなのかなと。

 ワタルは、ナギと比べれば何が何でも世界一タイプではないと思うんです。それでも何故世界を目指すのか。サキさんのため、親を見返すため、まあ色んな感情の行く末という感もありますけど、やはりナギの存在も大きいのかもなぁと。ワタルはナギとの許嫁関係を真剣に悩んだと言ってますが、その1つの方法論として、同じ世界を目指すことで「競い合う」決断をしたのではないか、と。


 互いが互いのことを「わかってる」同士だからこそ、互いの輝けるであろう場所もわかっている。そのための別れという選択。やはり、ワタルは不器用だけど、よくできた人間でした。全て最後は自分で決めて、それぞれの大事な人との関係に、1つの区切りをつけた。これで作中においてワタルの役目は大体終わりましたが、彼の人生の物語は、間違いなく「始まったばかり」。その夢もお大きいだけに、試される場面もまだまだ多くあると思いますが、なにせ母親がガチ博打勢。人生の無謀とも思える賭けにも勝ちに行くと思いますし、その決断が上手く行くことを祈り、信じるばかりです。


 ・・・というわけで、どこぞのアレに思いを馳せながら書いてみた、今週の感想でした。
[ 2016/09/14 23:02 ] ハヤテのごとく! | TB(0) | CM(0)
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