別にゲームに限った話ではないんですが、それはそれとして。
ゲーム好きとして、ゲームはこんなにおもしろいんですよー!というのを一人でも多くに人に伝えたい、とは思っています。リアルでもネットでも、その手の活動はそれなりにしているつもりでもいます。しかし、どうにもこうにも、ゲームの魅力を人に伝えるのは四苦八苦します。それこそ、ゲーム以外のそんな知識や興味が無いものの方が、人にその魅力を伝えるのが楽だとさえ思うくらいです。
考えられる理由はいくつかあるとは思いますが、1番大きいと感じているのは、「ゲームはある程度遊んでみないと面白さが見えてこない」からかなぁ。
個人差もあると思いますし、ゲームの内容にもよりけりですけど、基本的にゲームは「最初はやれることが少ない(進捗的にも腕前的にも)」のがベースとしてあって、ある程度できることが増えてきて、じゃあ次は何やろうかなーと世界がドンドン広がっていくあたりが、1番ゲームを面白いと感じる瞬間だと思っています。ただ、そこに至るまでモチベ的にゲームを続けられるか、それを強要できるか、何よりそのための時間があるか、というのは大きな問題です。ゲームの導入部だけで面白さが見えてくれば、それが1番理想的ではあるんでしょうけど、やはり他趣味と比べるとゲームはそこが弱いのかなーと。
それと、これは家庭用ゲームの場合になりますけど、初期コストの高さや手間、というのも大きいんですよね。そのためだけにハードやソフトを買い揃えないといけない、というのはスマホが普及した現状ではマイナス面が顕著になりましたし。手間、という点についても、そのゲームのためだけに操作とか、目的を理解しないといけないわけで。それだけゲーム1つ1つが個性的で商い工夫がされているとも言えるのですが、それは結果として新たにゲームを始める上でのハードルの高さにもつながっていたりもするわけで。
上記件を含まえると、基本無料アイテム課金のスマホゲームは、このハードルがかなり下がっているとも言えるんですよね。ゲームの操作はシンプルで覚えることも少なめ。定期的に新たに始めたプレイヤー向けのイベントやらボーナスアイテムやらを用意。スマホ持っててネットに接続できさえすれば、簡単にプレイ開始できる。導入部の違いという点で、家庭用ゲームの普及に苦労している身としては、この辺上手いことできるなーと感心するところでもあります。
とはいえ、です。やっぱりゲームの魅力をどうにかして伝えたい、という部分に変わりはありません。難しいからこそ自分なりのやり方を見つけて、その発見の度に喜んだり楽しんだりする。ゲームを遊ぶことと同じように、ゲームの魅力と伝えるという難題もまた、趣味の範疇として楽しみながらできればいいなぁと・・・と思う次第です。魅力が伝わり仲間が増えれば、よりゲームは楽しくなるわけですし。