前回のぶっ飛んだ話から一転、いきなりの急展開を見せます。
これもまたハヤテのごとく!らしい・・・かもしれません。
そんなアニメ版ハヤテのごとく!の第11話「僕の命の価値は
プライスレス」の感想に突入です。是非1度、人生の価値について
考えてみましょう。何かが変わるかもです・・・。
時は
年始いつかは不明、嵐の時代、、常に可憐で美しく在られる
マリアさんは、昨今の流行「HIKIKOMORI」を満喫するナギお嬢さまに
ご提案。「たまにはおじい様にご挨拶にいきませんか?」と。
そこは面倒臭がりのナギ。マリアさんのご丁寧な説明にも無関心。
とはいえ、結局はハヤテの命くらい簡単に奪える三千院家当主に
会いに行くことに・・・。
とそこに、神出鬼没のライセンスをデフォルトで備えた
咲夜嬢が颯爽とご登場。色々と危ないことを語るところは
流石の一言です。
それら咲夜やナギのボケやら問題発言に対し、冷静かつ華麗に、それで
いて的確に突っ込みをしてくださるマリアさん。何気ないようにみえ
て、これは非常に重要です。ボケと突っ込みは表裏一体。マリアさんが
いてこそ、他のキャラも際立つのです。・・・多分、もしかしたら。
無事に目的地へ到着も、現行犯逮捕される借金執事。
で、金に縁がなさそうな少年は、部屋を追い出されることに。
そんな中、マ・クベ御用達の壷に興味津々のハヤテ。
とそこに、ハヤテの前に現れた
極悪サンタ謎の庭師。
その人に導かれるように、覗きの道を極めることに・・・。
マリアさんに対し覗き行為を働くとは、笑止千万。
しかし、そこは万人への無償の愛を貫くマリアさん。
笑顔で許してくださいます。さすがです。
・・・
「親が博打で作った借金」?
・・・いいんですか?博打ってそのままな気がしますが。
そして、唐突にシリアス展開へ移行。
人生の意味とは何なのか。何に生きる価値を見出すのか?
それを問いかける、ラスボス・三千院帝。
「
借金返済のためだけに費やされる人生など、限りなく無意味!」
心の奥底に響き渡る、強烈な一言。
自らの人生を否定されたかのような感覚。
それらが全て合わさり、ハヤテの胸に突き刺さる。
そして、ハヤテに道標(飛行石)を授ける帝。
ペンダントの指し示す道の先には何があるのか?
そこを目指す過程には、何が待ち受けているのか?
そして、ハヤテはそこに辿り着くことができるのか?
まだ弱冠16歳の少年に突きつけられた現実。
背負わねばならぬ、逃れることはできない宿命。
そこで、ハヤテの時は止まってしまうのかもしれない。
だからこそ、「来たるべき日」を迎えるその時まで、
借金返済という宿命を背負った少年・綾崎ハヤテは、
戦い続けなければならないのです・・・。
そんなオチのない展開を冷静に解説してくださるマリアさん。
本当はセクハラ公認キャラとしてしか扱っていない制作会社に、
断固抗議したい気持ちで一杯ですが、今回ばかりは、さすがに
控えさせていただきますが・・・。
帝から諭され、初めて自分の生き方と向き合うハヤテ。
「僕の人生はそれでいいのだろうか?」と。
そこに、ペンダントに導かれた怪しい異人さんのギルバートが参上。
三千院家の遺産を手中に収めるべく、ハヤテに切りかかります。
その状況下にあって、ハヤテの脳裏をよぎるのは、帝のあの言葉。
「借金返済のためだけに費やされる人生など、限りなく無意味!」
これまで借金返済に頭が一杯だったハヤテには、全く予想だに
しなかった事。当然、自分の生きる価値はまだ見出るはずも
ありません。それでも、前を向いて生きていかなければならない。
それが現実。今は、自分を救ってくれた、ナギお嬢さまに尽くす
ことだけが、自分の生きるべき価値。
「君を泣かせようとする奴らから、僕が君を守るよ」と。
・・・最後。三千院帝が、「マリアが行ってしまった」と呟いて
いるシーンが、ただの嗜好とは別の意味を含んでいると考えて
しまったのは、私だけでしょうか?
いつものノリで進み続け、お色気シーンやオチなど、全ての面に
おいて深いこだわりを感じましたね。それでも、今回はやはり
生きるとは何たるかを教え諭してくれた三千院帝と、これからの
生き方に苦悩しつつも、自分なりの答えを見出すことができたハヤテ
が最大の注目手かもしれません。・・・私だけかもしれませんが。
マリアさんの着替えシーン、咲夜嬢のオチに対する執念、
ナギと帝のやり取りなど、私にとっては見所満載でした。しかし、
敢えてそれらにはあまり触れない感想とさせていただきました。
マリアさんも素晴らしいほど可愛くかつ美しかったのですが、
それについても今回のみ極力控えさせていただきました。
こういう重い展開もまた、ハヤテのごとく!の魅力。
私個人の意見では、これこそがハヤテクオリティー。
今回は原作に忠実に、時間をかけて描写されていたことに
大変満足できる話でした。
そして、次回の第12話は、原作とは微妙に違ったタイトルである
「僕らは昔、宇宙の刑事に若さとは振り向かない事だと教わった」
に続きます。さて、あの西沢さんイベントが遂に登場という事で、
それなりに期待して待ちたいかと思います。
*ちなみに、
マリアさん視点での11話の感想もあります。
こっちの方が気合が入っているような気も・・・。
トラックバック送信先
tanabeebanatの日記様
こういった些細なことかもしれないような事にまで、細心の注意が
払われているのが、「ハヤテのごとく!」なんでしょうね。
ヒナギク様をみてるっ!?様
締めのハヤテとナギのやり取りこそが見ものです。
あれでこそ主人公とメインヒロインの関係。
ALAのアニメ感想記様
原作視点なら、この登場頻度が普通かもしれません・・・。
ムメイサの隠れ家様
いやいや、注目はマリアさんですよ?
AAA~悠久の風~様
咲夜は、人生の価値を正確に理解しているんですよ、きっと。
サクラ咲く夜に様
なるほど、これが噂のテレ東規制というやつですか。
・・・そのドアップは確かに反則技ですね。破壊力抜群です!
時代が求めている?いや、take23さんが呼んだ奇跡かもしれません。
星の海へ行こう!様
仰るとおり!これによって、マリアさんが如何にピチピチであるかが
完全に立証されたのです!!
タカヒナの乱雑日記様
この一品の持つ意味は、一体何なんでしょうね・・・。
そして・・・1000個目の記事がハヤテのごとく!ですね。
私の生き様様
ハヤテをはじめ、各キャラが非常に生き生きしていましたね。
作画・内容・演出など、犬神さんが仰るように、全てにおいて
完成度の高い回だったと思います。
SERA@らくblog様
結局、全ては帝の思うがまま・・・何でしょうかね?
話が進んでいかないことには何とも言えないところです。
翔太FACTORY+Zwei様
咲夜の本領発揮は、この程度ではありませんよ、多分。
だってアニメが好きだから様
やっぱり時にはズームも大切ですよね!・・・まぁ、これが真の
始まり、という考え方は、強ち間違っていないとは思いますが。
アクリアン様
確かにカッコいいですよねぇ。とても執事ギャグというジャンル
らしからぬキャラです。
失われた何か様
つまり、所詮は脇役ってことですかね・・・。
リリカルマジカルS様
人間、満足してしまったらそこで終了ですよ?
・・・満足してしまいましたけど。
アニメって本当に面白いですね。様
確かによく分かりません。理解しがたい展開が続く事こそが、
ハヤテのごとく!の真髄・・・だったりするかもです。
MAGI☆の日記様
覗きスポットってのはいいもの?・・・まぁ犯罪ですが。
ネギズ様
ハヤテとナギによる、絶妙のコラボレーション!
ここには全てがあり、おそらく何もない様
・・・こちらの感想を読んでいて、思わず納得というか、その内容の
秀逸さに驚いてしまいました。
皆様、是非ご一読を。
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様
ハヤテは一歩踏み出すことができたんですね。小さいけれども、
確かな前進。これからが楽しみです。
まりべると愉快な仲間たち様
そこにグッときてしまうのは、残念ながら人の性ですね・・・。
福音を告げる場所様
マリアさんは可愛い+美しいの2段構えですからね。
その破壊力はもはや測定不能ですよ!
紅日記~ベニッキ~ 紅日記~ベニッキ~弐号館様
赤面という言葉は夢の始まり。人はそこに様々な想いを描くのです。
おちゃつのちょっとマイルドなblog様
この爺さん、何だかんだでカッコいいかもですね。さすがに
あれはまずい気もしますが・・・。
かがみのひだまり日誌様
ナギ視点でみても、中々に楽しめるものですね。
麒麟の未来日記様
惜しい!やはりそっちは譲れませんでしたか!とはいえ、原作派と
しては、文句の付け所のない内容だったのも納得です。
疾風のように輝いて様
犯罪はいけませんが、あれはアリかもしれませんね(?)。
視聴者サービスってやつですよ、多分。
ひなぎくのなく頂に葱様
仰るとおり臭いですね。それでも、今日はマリアさんで満足。
日頃CALAMITY様
ここはやはり、フラグ王ハヤテとでも呼ばせてもらいましょうかね?
ボルツの戯言様
人間には目の保養が必要です。・・・凝視してしまって、余計に
疲れる可能性もありますが。
パズライズ日記様
咲夜は大胆不敵ですからね。とんでもない要求を突きつけているかも
分かりません・・・。
アバトーンの理想郷様
・・・それをメモって、いかがするおつもりで?
青色のない信号様
覗かれる事を想定してのサービスか、抱きつかれることを想定して、
それ専用のメイド服に着替えたのか。実に難解な問題です。
未開の日記様
ナギの表情の変化が強烈なインパクトを与えてくれましたね。
・・・私には何も感じなかったのですが。
アニオタライフ - アニメ評価・・・そうか!タマがいないからしっくりこないのか!?
自堕落学生日記様
もう曲者とかそういう次元を超越した存在になってますね・・・。
そして僕たちは西へ向かった様
原作読破済みの人からすれば、あのシーンを丁寧に描いてくれたこと
には一安心ですね。
ひぐらしのわらう頃に様
貧相な顔というより、貧相なオーラを放っているのかもしれません。
いろいろなジャンルの日記様
やはり、声優効果は伊達じゃないわけですか・・・。
!烏龍座!様
何に生きる価値を見出すことができるのか?ギャグ満載の中にあって
あのシチュエーションは、考えさせられるものがありましたね。
Hiroy's Blog様
破壊力や声優の配役はよく分からないのですが、作品とうまく調和
しているのは、何となく感じ取ることができますね。
TipGatherEngine様
・・・やっぱりあれはクローン!?時代の最先端というか、かなり
危ない方向に走ってますね。
bkw floor様
ハヤテは既に、十分に価値ある人生かもですね。
礎 -ishizue-様
色という視点もまた、アニメらしいですね。
物書きチャリダー日記様
それが人の心理。その考え方は自然の摂理なのです!
ちぅのアニメ見放題だよ♪様
こういうまともな話もまた、ハヤテのごとく!らしいんですよね。