この「シルフェイド見聞録」は、連載形式のアドベンチャーゲーム
です。そして、フリーゲームにして、その完成度の高さから
圧倒的人気・知名度を誇る、フリーゲーム界を代表する名作でも
あります。(通称:「シル見」or「汁見」らしいですよ?)
主人公である「エシュター・クレイトン」は、医者を目指すごく普通
の青年。・・・のように見えて、実際はかなり個性的。しかし、
周囲のキャラがあまりに個性的すぎるため、普通の人に見えてしまう
不思議感覚。それこそがシル見クオリティーなのです、多分。
物語は、「ノーマ学院」という場所を中心に繰り広げられていく
ことになります。ある程度は決められた選択肢を選ばなければいけ
ない場合もありますが、基本的には、周囲の人と適当に会話して
いれば、自然と物語が進むようにできています。なので、あまり
固くなることなく、気楽にプレイすることができるのも好感が
もてます。
シル見最大の見所は、やはり各キャラが織り成す、シュールなギャグ
の数々ではないでしょうか?正直、私にはうまく説明できないのです
が、とにかくその雰囲気が最高です。ストーリーとは全く関係性の
ないような他愛のない話でも、思わず1度は耳を傾けたくなる。
意味もなく、無性に寄り道してみたくなってしまう。
プレイヤーがミスリードされたくなるような魅力、それこそ一種の
魔力のようなものが、この作品内には流れているのです。
それでいてただのギャグ作品に留まらないのが、シルフェイド見聞録
の恐ろしさでもあります。表では馬鹿騒ぎをしつつも、その裏では
シリアスな展開が、ごくさりげなく繰り広げられていくことになる
のです。キャラの個性・ギャグとシリアスの絶妙なバランスこそが
シル見最大の武器であり、それによって、本作が至高の一品と
呼ぶに足る存在であることが証明できるのです。
絵の雰囲気などから、もしかしたら若干抵抗があるかもしれません。
人によっては、ギャグセンスが肌に合わないこともあるでしょう。
しかし、普段「アドベンチャーゲーム」など全くプレイすることが
ない私が、このゲームにだけは熱中してしまいました。
とりあえず、騙されたと思ってプレイしてみるのをお勧めします。
百聞は一見にしかず・・・です、きっと。
作者であるSmokingWOLF様の世界観(=シルフェイド)は、まさしく
夢の世界。これを体感せずして、シルフェイドは語れません!
総プレイ時間:30〜40時間?
*作者(SmokingWOLF様)の公式サイト →
こちら
ひたすら同じ行動を繰り返させたり、選択肢の全てを無意味に試したり、役に立つとは思えないアイテムを使ったり――人間がアイテムで売り物に選択できた時はビビりました――やりこむほど変なリアクションが返ってくる良いアドベンチャーでした。まだ完結してませんけど。
いろいろと気になる伏線があったので、続きがでてほしいものです。