感想を書きたいです。
そんな今週のハヤテですが、ルカがナギに対して宣戦布告的な何かをして、西沢さんは西沢さんで危機感を覚えるというお話でした。・・・うーん、残念ながら話に進展らしいものがなかった気がするのですが、それは大丈夫なんでしょうかね。
ということなのであまりこれといって触れることもないのですが、個人的に気になったのは、ナギがハヤテを「手に入れた」とルカが表現している所でしょうか。かつて伊澄が、ハヤテを1億5千万で買う発言をして物議を醸したのを何となく思い出したりしなかったりで、はたしてこの物言いはどうなのだろうかと思う今日この頃。
一方でナギはルカが「特別な何か」を手に入れた人間として対抗心むきだしですけど、当のルカがアイドルという名の特別な何かを犠牲にして漫画に注力しているのは面白い構造だなぁと。それに、そもそもナギは白皇学院入学当初に特別な輝きをヒナギクに感じ取ったりもしていたわけで、神様・・・とは言わないまでも似た路線をこうして改めて描く必要があったのかは少々気になるところです。そして、ルカを見れば見るほど、第二のヒナギク路線を突っ走ってる感が全開で、自分がルカ登場直後から思っていた通りにキャラの掘り下げをされているのは、基本当たらない予想を繰り返してきた読者としては色々と複雑な心境です。
そんな定型的ライバル図の横で、咲夜が唐突な入浴をしていたかと思えばあっさり退散していて、マリアさん同様その描き方というか扱いに疑問を感じ始めたのですが、いかがでしょうかというお話。この扱いということについても、ある意味畑先生のやりたいことが明確になってきたからこその変化と捉えられるわけで、あとはそれをどう受け止め、今後の読み方をどう変化させていくのかが重要なのかなと思ったり。それだけ、ミコノス編終了以後の展開がこれまでと一線を画すものになっている何よりの証拠でもありますし。
今現在思うこととしては、ルカがどういうキャラにしていきたいかが明確になってきて、ただその分だけハヤテのごとく!がどういう作品になっていくのか、あるいはしていきたいのかがより不明確な感じになってきている印象はあります。あくまで個人的な、かつ直感として書き連ねただけで何とも言えないのですが、当面はその辺の方向性を自分で見極めつつ、それにある程度合わせる形で感想のスタイルも変化していく、かもしれませんししれないかもしれませんけど、まあそんな今週の感想なのでした。
ルカが金負担すればいいんだろってノリだし、勝負に勝手にハヤテを賭けるのもハヤテ自身の意思を無視した行為だし。ギャグも無く無理やり手に入れようとしているところにヒロインとしていい印象が持たれるとはあまりにも思えない…
大体ルカは勘違いしてると思うんですがハヤテもルカも自分の意思で踏み倒してもオッケーな借金を背負って他者(ナギやルカの事務所)に払ってもらったもんなんだから「自分で」返すことに意味があると考えてるはずなんだからそこに他者の力が入ったら意味が無いはずなんですが…
ルカが以前両親の「自分らの力でルカをアイドルにする」ことを理解できなかったように今回も同じ間違いを犯しているように感じます。