既に7回ほどクリアした気がしないでも無いですが、とりあえず感想を書いておきます。
今作はグラフィックや基本的なシステムは全て前作の破界編と同様だったので、おおよそスパロボFに対するスパロボF完結編に近いポジションなのかなぁというのが第一印象。
元々前作はバランスのとれた良い出来だったこともあり、今作も十二分に楽しめる内容でした。前作で未解決だったりあやふやなまま終わっていたことの多くについて本編で触れられていますし、ボリュームも携帯機としては申し分ないもの。あえて言うなら、グラフィックやシステム面で労力がかかっていないのなら、思い切って大ボリュームにして欲しかったというか、この値段設定ならもうちょっと頑張れたような気がしないでもなかったり。
ストーリー面は中々に良く、複数作品をうまくコラボレーションできていたように思います。歌の力やゼロのガンダム、その他スフィアの概念など、それぞれが話にうまく溶け込んでいましたし。ガンダム好きとしては、あまりお気に入りの作品やキャラが目立ちそうにない、ないしは登場しないということでZシリーズそのものを結構不安視していたものの、この再世篇までプレイし終えて、印象が良くなった作品やキャラが結構あるとかないとか。これまで話半分でしか知らなかったマクロスなどについても話の流れがちょっと理解できたのは収穫です。
ゲームバランスについては、何となく前作よりは若干難易度が低いかなと感じました。まあ、最近のスパロボの中ではZシリーズ自体難易度はそこまで高くない印象でしたし、そういう意味では大差ないかもですが、これについては前作からの引き継ぎ要素が少なからず影響してる気はします。
ということで、前作同様、総じて満足の行く内容でした。ただ、絶対的に何かが抜きん出てるわけでもないので、見方によっては無難にまとめてきた作品とも言えるのですが、さて次回作はどうなるのやら・・・・・というかまずハードがどうなるのか分からない気もしますが。