連載開始です。妄想パワー全開です、多分。
・・・2話で完結するかもしれませんが(笑)。
第1話「マリアさんと初めての優しさ」
今回取り上げるのは原作の第1話。一部で問題となっている
(気がする)、「自転車でハヤテを轢くシーン」です。
ここで早速不自然な点があります。なぜハヤテを轢いたのか?です。
初対面であるハヤテをマリアさんは轢きました。
しかし、マリアさんは洞察力に優れ、読心術も見事に使いこなします。
つまり、あの時点で道端に倒れていた少年(=ハヤテ)の置かれて
いる状況を、マリアさんは瞬時に把握していたはずです。
あの時ハヤテが死のうとしていることを悟ったマリアさん。
しかし、意識が遠のきかけている少年をどう起こせばよいのか?
絶望の渦中にある少年を救いたい。たとえ自分が悪者扱いされても…。
少年は丈夫そうな体をしている。とはいえ、限界はあります。
そこでマリアさんはハヤテを自転車で轢く」ことをとっさに考えます。
かつてマリアさん自身も教会のマリア像の前で拾われました。
「あの時、もう少し拾われるのが遅かったら、私も・・・。」
自分のつらい過去が脳裏をよぎります。人にできることは幾つもない。
そして、一刻を争う事態に直面したマリアさんは意を決したのです。
そう、あれはマリアさんがハヤテを救うために導き出した
「苦渋の選択」だったのです!
一部の読者に批判され、一瞬ハヤテも不快感を露わにしました。
が、最終的にハヤテの命は救われたのです。マリアさんの手によって!
そのまま無視すればハヤテの命は絶たれていたでしょう。
多少声をかけたところで無反応を貫かれたでしょう。
状況を冷静かつ的確に判断し、自己犠牲の精神によって
ハヤテを救った、健気な少女なのです。
即ち、ハヤテにとってマリアさんとは、憧れの対象であると
同時に、正真正銘の「命の恩人」と言えるのです!
完!・・・ってなんか締まりませんね、これ(笑)。