マッドアングラーを倍プッシュすると、まずHP50が増えて、ついでシャアで20加算されて、最後の倍プッシュで70×2=HP140になるので強力ですよね!・・・と、ごく一部の人しか分からないようなネタが思い浮かんだ、213話の感想です。
キス
理沙は最近誰かとキスをした、と。・・・そして、その対象は当然あの方ですよ。あの方。般若のようなお面をつけていた、筋肉ムキムキの御仁(132話、13巻3話参照)。彼ら以外の可能性など考えられません。
私は、彼らを愛沢家における巻田&国枝のポジション(あるいはそれ以上に重要)に相当するキャラとにらんでいます。・・・というか、そうであって欲しいと願っています。まずはそれが前提条件です。そして、主従関係の先には何かある・・・というか、ないと面白みに欠けると思うのです。おじいちゃんとの禁断の関係という線もなくはないですが、それだとあくまでギャグ路線。あくまで主従関係に重きをおいた、ハヤテのごとく!らしい(?)論拠に基づくのであれば、やっぱこちらの方がしっくりくるんじゃないかと。
そもそも、この作品の主軸は「ハヤテとナギ」という、執事とその主という関係だと思うんです。そして、そういった上下関係(年齢もある種の越えられない上下関係?)が物語の急激な加速に歯止めをかけている=長期連載に耐えうる作品ともとれるわけで。そして、それはメインの2人だけでなく、他キャラにも適用できるかもしれない、そう考えています。
その見方で話を進めた場合、理沙と般若面の御仁の間にも何かある、そんな展望が見えてくるのです。主従関係、年齢差(パッと見、年齢差はありそう)、性別の違いなど、条件も申し分なし。理沙がキスをしたタイミングについても、つじつまが合います。さらに、誰にも知られない場所という意味では、自宅(神社)という条件も悪くはないと思うんです。まして、理沙の好みは「包容力とユーモアのセンスがある人」なわけで、ああいう大柄なタイプはかなりいける口ではないかと見ています。包容力はもちろん、発言内容についてもユーモアさの片鱗を感じさせてくれますし。
ただ、気になるのは、理沙はあくまで「キスをした」と発言しただけということ。誰もファーストキスだなどとは言ってません。ここもちょっと引っかかっているんですが、これについてはまだ様子見ということで・・・。
スキになった理由
何故ハヤテ君をスキになったのか・・・それは、前から西沢さんがヒナギクに聞きたかったこと。・・・やっぱり「スキ」な理由なんですか。
こうなってくると、逆に「好き」という表現が本作において物凄く大きな意味を持っていると考えられなくもないかも。パッと思いつく範囲だと、過去編でハヤテがアーたんに「好き」と言ってた気もしますが、他にもありましたっけ?誰もがやれ運命だ何だと言っても、当時のハヤテとアーたんの繋がりは運命の比ではないわけで、やはり爆弾投下の日が待ち遠しいばかりです。
一目ぼれと運命と
いいですよね、この表現。そして、それに対する西沢さんの反応も含めて。すごく普通の反応してますし。
この作品、いわゆる「一目ぼれ」に相当するものが多いですよね(一目ぼれという言葉の持つ意味合いはかなり異なっていそうですが)。なんかもう、「一目ぼれは、英語でいうとデスティニー」とでも言いたくなるくらいに。そして、これは今回のヒナギクに限らず、ナギや伊澄、あるいは西沢さんのそれも一目ぼれに近い感覚かも。逆に、その出だしの条件が同じである以上、積み重ねた時間というアドバンテージがある西沢さんは、かなり優位なポジションにいるともとれそうですが・・・スタートラインを同じにすることで、それ以外の要素を際立たせてでもいるんでしょうか?
でも、一目ぼれってかなり突発的な感情でもあるんですよね。そうすると、ハヤテをスキになった理由としてはいささか決定打に欠ける気がしないこともないですが。そもそも、ホワイトデーの際にはハヤテをスキになった理由がよく分かっていないかのような発言をしていたわけで、その時と今とでは何かが変わった(分かった)ということなんでしょうかね?まあ、スキになったタイミングがここだ!と一点集約できる人なんて、世の中そうそういるものではないとも思いますが。
・・・あ、そういえば、雪路にとっても、ハヤテは一応「運命の相手」ではあるんですよね(正しくは「戦う運命」にあるだけですが)。そう考えると、ハヤテとの出会い(というか出会い全て?)は運命と一括りにできて、それが恋愛感情方面に傾いたのが一目ぼれというだけなのかも。運命をラブコメ用語として変換した結果というかなんというか。作者の畑先生が運命という言葉が好きなだけなのか、あるいは運命という言葉に何らかのテーマが内包されているのかは定かではありませんが・・・。
ナギ
警戒心旺盛です。ハヤテに女を近づけさせないようにしようと必死です。・・・マリアさんだけは例外ですが。むしろ、自分から近づけさせかねない状況を平然と作っている気さえするのがまた不気味とでもいいますか。
ナギがハヤテとマリアさんを離そうとするシーンがまったく想像できないという状態。そして、そこから後々どういう展開をみせることになるのか。そんな事にちょっとばかり期待しつつ、今週の感想は終了です。