任天堂から公式発表がありましたが、Wi-Fiコネクションのサービスについて、ニンテンドーDSとWiについては今年の5月20日をもって終了するみたいです。
最初この話を見かけた時に思ったのは、ある程度予想通りではあるけど少し早すぎる感もある、という、まあ実に無難な感想でした。
サービス終了のタイミング
5月末で終了、というのがどうにも中途半端な印象ですが、今年の5月というと、WiiUでマリオカート8で発売するタイミングですから、WiiU普及のための策としてこのタイミングでのサービス終了を決断した、という見方もできます。むしろ、他にこれといった理由が思い浮かびません。特に、任天堂は少し前の決算説明会の中で、来年度以降業績回復のために何かしら大きな動き、変化等を見せるような回答をしていましたし、年度初めであることも考えると自然とも取れます。
サービス終了の影響
大半の大作ソフトはWiiUや3DSでシリーズ新作が発売されてるので、ある程度影響は抑えられそうですが、今でもユーザが多く残っていると考えられるソフトには影響が大きそうです。特にはマリオカートWii(まだ普通に売れてたはず)、そして何よりもスマブラX(まだ新作が出てすらいない上に、オン対応のスマブラは現時点で本作のみ)。記憶している限りで大きな影響が出そうなのはこの2タイトルくらいなんですけど、ただそのタイトルがWiiどころか任天堂の歴史上でもかなり売れてるソフトなだけに、せめてスマブラ新作発売まで待つべきだったんじゃないかなーとは思うところです。それくらいにWiiUが切羽詰まった状態なんだろうというのは想像に難くないですが。ドラクエ10のように別途課金が発生してるものはサービス継続なので、そこまで影響の出そうなソフトはない気がします。もっとも、ユーザ数が少ないけどオン対戦でどうにかゲーム継続してたようなタイトルは一気に絶滅しそうですけど。
あくまで個人的に
神ゲーであるマリオカートWiiのオンが終わるので、マリオカート8が神ゲーであることを期待する他ない現状。そして、まだバンブラDXのダウンロード枠が余っているので、こちらも早めに使い切ってしまう予定。あとは目立って機能を使ってたりはしないので、マリカー8がハズレでない限り、影響は特になさそうです。
あと地味に気になるのが、これでDSやWiiソフトの市場価格がどうなるかということ。特にマリカーやスマブラを中心にまだ一定の価格水準を保っているソフトは、一気に値崩れしそうだなーと。まあ、動向が気になるだけで、安くなったからといって買うことはないでしょうけど。・・・オンで曲ダウンロード前提のバンブラDXの新品とかは悲惨なことになりそうですが(中古のほうがDL済み入ってる分高値になる逆転現象が起きそう?)。
それと意外だったのは、3DSとWiiUにそれぞれ下位互換を持たせていながら、DSとWiiソフトのオンサービスを一律終了させてしまうところでしょうか。もっとも、下位互換はあくまで前ハードの機能をそのまま載せているのを起動してるだけのはずなので、3DSやWiiUから起動しているからといってネットワーク的に区別ができない、という技術的問題で一律終了なのかもしれませんが。