ハヤテのごとく!は、ハヤテとナギの主従関係が基本軸で、そこにマリアさんも加わって3人仲良く・・・というのが自分の考えの前提であります。一方でマリアさん単独で考えてみると、まず前提に来るのが「マリアさんが幸せになること」というのがあって、ではそこに辿り着くのはどういった状態を指すのか・・・という話を持ち出すと、その可能性の1つとして「ハヤテとマリアさん」という組み合わせが出来上がるんですよね。
言葉を代えると、自分にとってハヤテ×マリアさんは理想の答えでもたった1つのトゥルーエンドでも何でもなく、マリアさんの幸せという将来を導き出す上での1つの可能性であり、かつ現時点でそれ以外の幸せの形が自分の中で思い描けていない、というのが正直な所です。
・・・実を言えば、当初は「ハヤテとマリアさんが熟年夫婦的な関係で、2人の愛するナギが~」みたいな3人パターンがベストだと考えていたんです。ナギの漫画を2人揃って必死に理解しようとする光景とか、夢で苦しむナギをハヤテが助けてそれを微笑ましく見守るマリアさん、といった構図からもそう実感する機会が多かったと記憶しています。
ただ、それなら話が既に完結しているのでは?それこそ暫定最終回たる「Hayate the combat butler」が実質最終回でOKでは?と思うようになり、では他の選択肢として何があるかと考えだした時、ハヤテとマリアさんを切り取って論じてみるのもありかなと思った次第です。
もちろん、ハヤテとナギの関係は鉄板だと思いますし、少なくとも現時点でいえば収まりはベストだと思います。それでも、ナギの交友関係が広がり続けていること、帝との関係も変わる可能性が残されていること、一方でハヤテとマリアさんの交友は相変わらず限定された範囲にあり、かつ2人の距離感も縮まる気配が無い割にはフラグは立っていたりと、条件としては揃っているんですよね。だから、トリガーであるところのナギの成長に漫画が注力し続けていて、そのタイミングがハヤテかナギの誕生日あたりで、そこから本編時間で1ヶ月前後に渡り、マリアさんを軸とした最終局面が・・・あったらいいなというのが現時点での私の考えです。
こうして見るとマリアさんファンとしての我儘といえばそれまでなんですけど、マリアさんの将来を真っ先に考えてしまうと、どうしても「ハヤテとナギを含めた3人パターン」か「ハヤテとマリアさんパターン」くらいしかなく、そのどちらかを押すかといえばまあ話の描き方としては後者じゃないかな、という思いが、結果としてこのカップリング派という感じになってるんじゃないかと反応してみたというお話でした。とはいえ、自分的にほっこり心温まる展開は間違いなく熟年夫婦&最愛の娘パターンなんですが、それはそれということで。