貫禄十分の幼少版刹那に、妙な感動を覚えた気がしなくもない
機動戦士ガンダム00の第7話「報われぬ魂」の感想です。
刹那とサーチェス 冒頭は刹那の過去について。銃を構えるシーンが・・・こう・・・誰かさんに
見えてしまうのは駄目ですね。うかつに他作品との比較をすると、ガンダム00は
色々と見方が変わってしまうので、ある程度は自重も必要かもしれません。
それはそれで、本作の楽しみ方の1つでもあるわけですが・・・。
2人がいつ出会い、いつ頃別れたかにもよりますが、付き合いは長いのでしょう。
もっとも、刹那にとっては間違いなく(良くも悪くも)キーパーソンでしょうけど、
サーチェスから見た刹那がどれくらい印象的な存在なのかは評価が難しい所かも。
あくまで当時いた子供たちの1人なのか、その時から怪しいオーラがあったのか。
後者と考えるのが妥当にも思えますが、その真意は・・・。
などと刹那が1人で過去の思い出に入り浸っている所、サーチェスさんが突撃。
何だかんだで接近戦でも圧倒しますが、やっぱりガンダムの性能に助けられます。
・・・あの新武装は役に立ったのかな?それとも・・・うん、やっぱり微妙かも。
エースパイロットばかりに出会って災難続きも、全てガンダムだけで切り抜ける。
刹那に同情し切れないのは、やはりガンダムが強すぎるのが原因かも。
もっとも、それでも一切ひるまないサーチェスさんの男気は、流石の一言ですが。
でまぁ、・・・いきなり錯乱するわけです。流石はサーチェスさんにガキと言われる
刹那坊ちゃんです。あそこでコックピットから飛び出したのは、やはり過去の白兵戦が
頭を離れなかったからでしょうかね?何かモヤモヤしたものが吹っ飛ぶと考えたのか、
或いは刹那が単に冷静さを欠いていただけなのか。
まぁ、
最大の見所はロックオンさんの狙撃「狙い打つぜ!」が外れた事でしょう。
これまでがこれまでだけに、刹那を圧倒してもあまり強い印象を持ちづらいわけで、
やはりロックオンさんレベルの狙撃をヒョイヒョイ避けてナンボと言いますか・・・。
つまりあれです、刹那はある意味作中最弱クラスのパイロットということです。
それでもガンダム00が便利なのは、パトリック・コーラサワーという名の
最終防衛ラインが敷いてあることでしょう。これで刹那も安心して負けられますね!
ミッションは進むよどこまでも・・・ フェイズ5まですっ飛ばしてと言われても、中身が分かりません。
ヴァーチェ(ティエリア)は、お得意の雑魚掃除です。
機体性能から考えて、少数精鋭には弱そうなのが今後の楽しみかもです。
アレルヤは逃げる相手を後ろから狙い打つ!?・・・しかも結構外してますし。
そんな中途半端なCBの活動内容も、ガンダムの性能だけでカバー。
その現状を見守る1人は思わず呟くのでした・・・。
「
一方的な蹂躙ではないか・・・!」
それ以外の表現が浮かびません。矛盾がどうか以前に、ここまで同じ展開が
続いてしまうと、もう何が何やら・・・。当たれば一撃必殺、当てられても無傷。
エースパイロットだけが対抗できるというのは致し方ないかもしれませんが、
やはりそれ以上に「ガンダムに決定的な弱点がない」のは大きいんじゃないかと。
ダメージがない&エネルギーがほぼ無制限、ですからね~・・・。たとえ数が少なく、
世界全体に同時に武力介入を行えるような戦力を有していなくても、
やはり「もしもの時のために」彼らを止められる存在は必要にも思えます。
ミッション中の予測不能な事態が、身内に限られてしまうのはワンパターンですしね。
とりあえず、そんな基地攻略という名のイジメを完遂したガンダムたち。
そこでスメラギさんとチャイナさんが若干意味深な会話を、したりしなかったり。
刹那の暴走で予定が狂うも、結局はミッションを無事終了したわけですが、
その現状を「推測からはずれたい・・・」と洩らしたりするスメラギさん。
この先がどうなるのかを分かっているからこそ悩みは尽きないんでしょうね。
もっとも、完全な予測は誰しもできるわけではないので、贅沢な悩みではありますが。
チャイナさんが仰るように、CBに参加した時点で覚悟はできていたわけです。
それに関しては、スメラギさんも「分かってはいるわよ」と言われてますしね。
それでも、できることなら被害を最小限にして戦争を終結させたい。
以前グラハムさんや沙慈少年が言っていた「矛盾」にあたってしまうわけですが、
それでも理想と現実の間でもがき苦しむのが人間ですからね・・・。
CB内で理想論をキッパリ捨てられているのは、あまりいなさそうな予感がします。
武力介入のあと 実況の池田さんはご苦労様です。
サーチェスさんは仲間の安全も確保する有能な指揮官のようで。
対峙した少年については、当然のように何か思うところが、あったりなかったり。
その他、ニュースに耳を傾けるそれぞれの苦悩の表情が・・・ね。
あの高見の見物をされる妙な方は、案外普通の台詞でした。
もっとも、1番賞賛されるべきはマイスターでなく、ガンダムの開発者ですが。
「これが悪意に満ちた世界…」とスメラギさんが言ってますが、これはもしや
CB内部では密かに流行しているフレーズなのでしょうか?
その中で、あのカップルが遂に現実と直面しました。
・・・そう、自分たちの眼前でテロ行為が行われたわけですからね。
これを皮切りに、2人がいつかは戦争そのものや紛争介入の目撃者となり、
最終的にはCBの現実を受け止める一般人の代表に・・・なるのかなぁ?
ガンダムマイスターであること 海辺で美しい青春の触れ合いを楽しむ、4人と1個(?)。
ロックオン兄貴のパンチで、何かに目覚めたりはしなかったか弱き後輩。
やっぱり、こういう場面でハッキリと叱る(というか殴る)のはロックオンの役目。
頼れる兄貴であると共に、逆に彼が冷静さを欠くと・・・、
「
テロが憎くて悪いか・・・!!?」
と色々空気が怪しくなるんですね。
人としては当然の考え方、しかし、自らテロ行為に近い活動を続ける
ガンダムマイスターがその感情を抱くのがどうかと考えると、言葉が出ません。
それでも、ティエリアの意見に納得しづらいのも確かでしょうしね・・・。
しかし、「オレの存在そのものが理由だ・・・!」と抽象的表現で誤魔化す刹那、
或いは「命令違反を犯した・・・」と妙に説明的なアレルヤと比べれば、
ロックオンさんは十分に大人なわけではあるんですけどね。
ある意味、CB本来のあり方としてはティエリアが正常なのかも。
この一貫した姿勢に素直に賛同できるかと問われると、判断が難しいですが・・・。
そんな感じで、激しい口論が開始。その現状を憂えた1人の少年は、
「自分のまいた種は自分で何とかする精神」に基づき、さり気無く提言を・・・!
「
テロという紛争を起こした・・・」
・・・ええまぁ、その理論でいけば、先ほどまで討論していた自分たちの行為まで
否定できそうですけどね。それでも自分たちのやり口を強引に納得させるのが
CBの基本スタンスなのでしょう、このこじ付けがましいやり方だけには
どうしても納得して切れない部分があるんですけどね・・・。
それでも、CBが抱えた爆弾少年・刹那は、時には大いに空気を乱し、
またある時にはチーム全体をもまとめる。アレルヤが言う「選ばれた理由」が
何なのかは定かではありませんが、強いて言うなら・・・人としての可能性とか?
まぁそんなわけで、コックピットから降りた理由を聞き出そうとするも、
最後はその刹那がうまくその場を収め、結果責任逃れできましたとさ。
「行動するのが俺たちガンダムマイスターだ!」というまとめの一言が、
どうにも”上層部のパシリ宣言”に聞こえてしまったんですが・・・。
「判断の全権を上に任せ、自分たちは命令を遂行するだけ・・・」という枠に
囚われることない、マイスターたちの活躍、もとい暴走に期待しています。
次回「無差別報復」。・・・この手口、ある程度CBの出方に慣れてきた存在の
仕業なのでしょうか?だとすれば、その主導者は・・・。
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